ホームズの1安打投球でメッツはプレーオフに望みつなぐ

伝統的に強い161試合目に勝利 162試合目を勝ち切れるか

September 28th, 2025

マーリンズ0-5メッツ】マイアミ/ローンデポパーク、9月27日(日本時間28日)

最悪の状況でもメッツは161試合目に強い。

2007年、メッツが史上最悪の崩壊劇を繰り広げながら迎えた161試合目、ジョン・メインはマーリンズを8回1安打無失点に抑え、大勝した。そして(一時的に)シーズンを救った。その1年後、サイ・ヤング賞投手のヨハン・サンタナが膝の負傷を抱えながらも3安打完封で同じく161試合目に勝利した。どちらのシーズンでも、メッツは翌日に敗れ、ポストシーズン進出を逃した。

今年が同じような結果になるのか、それとも違う結果になるのかは、時が経てば分かるだろう。この日、先発を託されたクレイ・ホームズは今季最高の投球でポストシーズン進出の望みをつないだ。

ホームズは得意のシンカーを駆使し、試合開始から8打者を連続で打ち取った。三回と五回に走者2人を背負ったが、内野ゴロを打たせて窮地を脱出。2三振3四球は理想的な結果ではなかったものの、11度のゴロアウトを重ねて持ち味を発揮した。打席中にプレートを踏む位置を変える工夫も奏功し、マーリンズ打線をわずか1安打に封じた。

カルロス・メンドーサ監督は六回終了時でまだ78球のホームズを交代させ、信頼の置けるブルペントリオへの継投を決断。ブルックス・レイリー、タイラー・ロジャース、そして守護神のエドウィン・ディアスはその采配に応え、打者9人をパーフェクトリレーで試合を締めくくった。

打っては主砲ピート・アロンソが活躍。初回にタイムリー二塁打で先制点を、三回には38号ソロで追加点をもたらした。六回には四球を選んでチャンスメークし、後続のタイムリーで3点目のホームを踏んだ。メッツは九回にもダメ押しの2点を加え、5-0でマーリンズに完勝した。

勝利の立役者となったアロンソは試合後、地元メディアに対して活躍の秘訣を明かした。

「フアン・ソトの靴下を履いて、フランシスコ・リンドーアのアイブラックを使って、ブランドン・ニモのローションを使った。良い雰囲気を作ってくれた全てのチームメートに感謝したい」

さらにアロンソは「レッズの試合は見るのか?」と問われ、「今言えるのは『頑張れブルワーズ(レッズと対戦中)』ということだけだ」とコメント。前日の敗北(そしてレッズの勝利)によって、メッツはもはや自分たちだけで運命をコントロールできない窮地に陥っており、レッズの敗北を願わなくてはならない。

試合前の時点で同率で並んでいたレッズにはタイブレーカー(同率で並んだ場合、直接対決で勝ち越したチームを上位とする権利)を保持されているため、メッツはレッズより1勝上回ってシーズンを終えなければならない。仮にメッツが162試合目に勝利しようと、レッズがこの日行われるブルワーズ戦を制し、さらに28日(日本時間29日)の試合にも勝利すれば、メッツのポストシーズン進出の夢は破れる。

絶対に勝たなければいけないあすの162試合目では、メッツは文字通りの総力戦で挑む構えだ。投手陣はこの日先発したホームズと前日に先発したノーラン・マクリーン以外の全員が登板可能。大一番の先発はショーン・マナイアに託し、さらに先発左腕のデービッド・ピーターソンの投入も予想される。