カーショウ、アメリカ代表での活動終え再び引退

March 14th, 2026

カナダ3−5アメリカ】ヒューストン/ダイキンパーク、3月13日(日本時間14日)

クレイトン・カーショウ投手(37)が再び現役を引退した。

アメリカ代表が5−3でカナダ代表に勝利したワールドベースボールクラシック(WBC)準々決勝が、カーショウにとって現役選手としてベンチ入りする最後の試合となった。ドミニカ共和国との準決勝を前にブルージェイズのジェフ・ホフマン投手(33)が入れ替えで登録される。現役復帰したドジャースの功労者で将来の野球殿堂入りが確実視されるレジェンド左腕の緊急用の役割が不要となったためだ。

カーショウはロッキーズとのエキシビション以外でアメリカ代表としての登板機会はなかったが、今回の経験は期待通り充実したものだったという。

「参加できて本当によかった。このチームで最後を迎えられたのは正直に言って楽しかった。今後の球界を担う選手たちと知り合い、間近で見られたことは幸せだった」

今年からNBCスポーツの試合前中継に出演するカーショウは、18シーズンにわたりドジャースで活躍した。MVPを1回、サイ・ヤング賞を3回、最優秀防御率を5回獲得し、オールスター戦には11回選出された。最後はワールドシリーズ王者として有終の美を飾った

最後の登板は、ドジャースタジアムで行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦だった。延長18回に及んだ激闘でブルージェイズに勝利した試合に救援として登板し、重要なアウトを奪った。

カーショウはその幕切れについて「言葉にするのは難しい。これほど完璧な結末は、1億年経っても想像できなかった。野球は簡単ではなく、紆余曲折があった。だが、最後にあのような終わりを迎え、試合に勝利してワールドシリーズを制覇できた。最後にチームメートとグラウンドを駆け回れたのは、筋書きのない展開だ。当時の状況や経緯にただただ感謝している」と語った。

WBCはワールドシリーズではないが、同様の感情を呼び起こすと指摘した。

「経験者からは、プレーオフのような雰囲気で緊張感は本物だと聞いていた。出場選手を見れば分かる。楽しみだけで参加しているのではない。選手たちは勝利を求めている。緊張感や雰囲気は最高だった。ワールドシリーズとは別ものだが、高揚感や勝利への執念など、すべての要素がある」

カーショウは今後、マイアミでチームメートを応援する。準々決勝の後はダラスの自宅へ戻り、子供たちの春休みに合わせて家族とマイアミへ向かう予定だ。

来週、38歳となるカーショウにとって選手からファンへの転身は一晩で訪れる。

「野球界の未来は明るい。彼らは特別で素晴らしい人間だ」