カーショウ、今季最終登板 盟友フリーマンが交代告げる中、惜別の大歓声

September 28th, 2025

マリナーズ1-6ドジャース】シアトル/T−モバイルパーク、9月28日(日本時間29日)

青空が広がるシアトルで行われたレギュラーシーズン最終戦。

ドジャースのレジェンド左腕、クレイトン・カーショウが最終登板を終えると、球場全体から大きな拍手が送られた。

試合前、ロバーツ監督は記者から「カーショウがいなければ、今季のドジャースはどうなっていたか」という問いにこう答えた。

「今季、彼の貢献がなければ、われわれはナ・リーグ西地区を制覇できなかっただろう。もっとさかのぼれば、カーショウは13年連続ポストシーズン進出の唯一の共通項であり、その間に12度の地区優勝、2度の世界一を経験している」

この時代、ドジャースを象徴する存在だった。

37歳は伝説的なキャリアの一つの区切りとして、5回1/3を4安打、1四球、7三振の無失点で通算223勝目をマーク。レギュラーシーズン通算では3052三振(歴代20位)、通算防御率2.53(歴代25位)の輝かしい成績を残している。

マリナーズのエウヘニオ・スアレスから空振り三振を奪った場面でロバーツ監督は、カーショウと4年間チームメートであるフレディ・フリーマンをマウンドに送る演出で交代を告げさせた。

カーショウは、仲間たちとハグを交わしながらマウンドを降り、スタンドからのスタンディングオベーションに応えるように帽子を取って感謝の意を示した。

最終戦で六回途中まで投げたため、カーショウはワイルドカードシリーズのロースター(出場選手登録)には含まれない見込み。今季限りでの引退を表明しているため、ドジャースがこの先のポストシーズンを勝ち進まなければ、これが現役最後の登板となる可能性もある。

カーショウの引退表明後、チームは調子を上げ、直近9試合で7勝を挙げている。選手たちは「カーショウを最高の形で送り出したい」と口を揃え、その想いがプレーにも表れている。

ロバーツ監督はこう語る。

「偉大なキャリアの終わりを意識すること、仲間への感謝を口にすること。彼のメッセージはチーム全体を鼓舞した。カーショウが『このチームは特別だ』と語ったことで、選手たちはより強く結束した」

カーショウのメジャーデビューは2008年5月25日、相手はカージナルス。そして最後の登板は、今季の最終戦、マリナーズ戦だった。

  • 最初の三振:スキップ・シューマッカー
  • 最後の三振:エウヘニオ・スアレス
  • 最初の四球:ブライアン・バートン
  • 最後の四球:カル・ローリー
  • 最初の被安打:アルバート・プホルス
  • 最後の被安打:コール・ヤング

カーショウは、その圧倒的な安定感と存在感で、ドジャースだけでなく、メジャーリーグ全体を代表する左腕としての地位を築き上げた。そのキャリアの幕が下りようとしている今、ファンも選手たちも、ともに過ごせる『最後の秋』を目に焼き付けようとしている。