【ドジャース3-1ロッキーズ】デンバー/クアーズフィールド、6月26日(日本時間6月27日)
クレイトン・カーショウが登板する度に、どうしても通算3,000奪三振の数字がチラついてしまう。この日は5つの三振をマークし、2,997奪三振に到達。歴史的偉業まで、残りわずか3つとしている。
二回にロッキーズが先制するも、直後の三回にベッツの適時打ですぐさま同点に追いつき、六回にフリーマンのタイムリーで逆転。ベテラン左腕に勝ち投手の権利をプレゼントした。
七回には大谷翔平がソロ弾をマークし、試合を締め括った。今季28号で、ナ・リーグの本塁打ランキングトップを快走している。
カーショウは、69球で6回1失点と安定した投球を披露。試合はドジャースが3-1で勝利し、ロッキーズとの3連戦をスイープで締めくくった。標高の高いクアーズフィールドでも、まだ余力を残しているようにも見えたが、無理に三振を奪いにいく判断を避けた。
デーブ・ロバーツ監督は試合前、カーショウは三振の記録に固執している訳ではないと述べつつも、意識しないのは不可能だとも語った。
「ホームで達成したいという思いも、早く終わらせたいという思いもあるはずで、どちらも避けられないことだ。カウントがツーストライクになれば、三振を狙わずにはいられないだろう。でも、それは彼がこれまでずっとやってきたことだから特別なことではないよ」
カーショウは、来週ドジャースタジアムで登板予定。18年にわたるメジャーキャリアを歩んできた本拠地のファンの前で記録を達成する絶好の機会だ。
この日はロッキーズをヒット2本に抑えたドジャースブルペン。6月は一週目こそやや出遅れたものの、そこから16試合で12勝、全5カードで勝ち越し以上の成績で、再びナ・リーグ西地区首位の位置をガッチリとキープしている。明日からはロイヤルズとの3連戦を迎える。
