元楽天&日ハムのコディ・ポンセ、日韓での実績にMLB球団が注目

December 1st, 2025

コディ・ポンセのMLB復帰の可能性が高まっている。北海道日本ハムファイターズや楽天ゴールデンイーグルスでもプレーした右腕が、フリーエージェント(FA)市場で大きな注目を集めている。

2020〜21年にパイレーツでプレーしたポンセは、直近4年間を日本と韓国で過ごした。2025年にKBOリーグで圧巻の投球を見せた31歳の右腕は、2026年のメジャー復帰が期待されており、大きな契約を手にする可能性がある。

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12月1日(日本時間2日)の『The Athletic』(有料記事)の報道によれば、ポンセは3年契約で少なくとも3000万ドル(約46億円)、場合によっては4000万ドル以上(約62億円)の大型契約を獲得する可能性があるという。

ポンセは昨季、ハンファ・イーグルスで17勝1敗、防御率1.89、180回2/3で252奪三振(9イニング当たり12.6奪三振)と圧倒的な成績を残した。252奪三振はKBOのシーズン新記録で、さらに5月17日には1試合18奪三振でリーグ記録も更新した。またKBOリーグMVPと、先発投手の最高賞であるチェ・ドンウォン賞も受賞している。

韓国では生まれ変わったような投球を見せた。直球は平均95マイル(約153キロ)と、MLB時代のパイレーツでの平均より2マイル上昇。また新たにスプリットを習得し、決め球として非常に有効だった。韓国での1年間で、日本やMLB時代よりもはるかに高いパフォーマンスを見せた(ただしNPBでは2022年にノーヒッターを達成している)。

パイレーツでの2年間では、20試合(先発5試合)で1勝7敗、防御率5.86、55回1/3で48奪三振。日本では3年間では39試合に登板し、10勝16敗、防御率4.54、202回で165奪三振という成績だった。

近年、韓国や日本からMLBに復帰し成功した投手は複数いる。最近の例では、エリック・フェッディ(KBO→ホワイトソックス、2024年)、ニック・マルティネス(NPB→パドレス、2022年)、メリル・ケリー(KBO→Dバックス、2019年)、マイルズ・マイコラス(NPB→カージナルス、2018年)などが挙げられる。

フェッディはKBOからMLB復帰する際、2年1500万ドル(約23億円)の契約を得たが、ポンセはそれを大きく上回る契約になると見られている。