熱狂的な応援で話題のオーストラリア・マクドナルド兄弟「母さんが見てないといいな(笑)」

March 8th, 2026

コナー・マクドナルドは、もともと投手になる予定ではなかった。ブリスベン出身の彼は、一塁手と外野手としてキャリアをスタートさせ、アストロズと契約して1Aまで昇格。投手へ本格転向したのは、わずか3年前のことだった。

そして8日に人生最大のチャンスを迎えた。相手は大谷翔平を擁するディフェンディングチャンピオンの侍ジャパン。勝てばオーストラリアは準々決勝の舞台・マイアミ行きを決める状況だった。

そんな大一番にはもちろん家族も応援に駆けつけた。両親や叔父も観戦していたが、主役になったのは兄弟のリアムとカラムだった。特に日本・府中のプロラグビーチーム、東芝ブレイブルーパスでプレーする大柄なカラムは、兄の投球に対する熱いリアクションがSNSで拡散され、一躍話題となった。

「本当に感動的だった。兄は本当に努力してきたし、きっとマウンドでは緊張していたはずだ。でも今夜やるべき仕事を与えられて、それをやり遂げた。本当に誇りに思うよ」とカラムは語った。

リアムはもともと大会を東京で観戦する予定はなかった。しかしコナーが先発することを聞いた瞬間、見逃すという選択肢はなかった。

「金曜日(6日)に仕事から車で帰っている時、カラムから『日本戦で先発する』って聞いたんだ。だから、これは絶対見逃せないって思ったよ」とリアムは振り返った。

すぐに航空券を手配し、8日の夜には東京ドームで世界最強のWBCチームを相手に、兄が3回無失点と好投する姿を目撃した。もっとも、この家族で野球をしていたのはコナーだけではない。

「僕たち兄弟4人はみんな一緒に野球をやっていた。全員かなり負けず嫌いだったし、子どもの頃はお互いに競い合っていた。僕は17歳でやめたけどね」とカラムは語る。

では一番うまかったのは誰か。カラムは最初「誰に聞くかによる」と笑いながら答えたが、さらに聞かれるとすぐにこう返した。

「今、そいつをみてるよ」

兄弟は瞬く間にネット上のスターとなったが、友人や家族から数件メッセージを受け取った程度で、動画がどれほど広がっているのかは把握していなかった。口の動きを読んだ人たちが、カラムが「今投げてるのは俺の最高に(放送禁止用語)な兄だ!」と叫んでいたと指摘していると伝えられると、彼の反応は一言だった。

「母さんが見てないといいな(笑)」