ダルトン・ラッシング捕手(25)はMRI検査で右肘内側側副靱帯の部分断裂が判明し、ドジャースの捕手起用は不透明となった。今季中に再び捕手として出場する可能性は低いが、球団はシーズン終了までに左の代打要員として復帰させたい。
デーブ・ロバーツ監督(54)は13日(日本時間14日)のカブスとの3連戦最終戦前、今季中の捕手復帰について厳しい見通しを示した。
「可能性はかなり低いと思う。私の予想が外れてほしい。タフな選手だけに、ここまでプレーを続けてきた事実が多くを物語っている。時間的に可能性はあるが、少なくとも打撃だけでも生かせるようにしたい」
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ウィル・スミス捕手(31)も首の椎間板の炎症で負傷者リスト入りしてから2カ月が経過している。ドジャースはトレード期限前に再獲得したベン・ロートベット捕手(28)とハンター・フェドゥーシア捕手(29)の2人体制で少なくとも今後数週間を乗り切る方針だ。
球団は2日(同3日)、ラッシングの異変を把握した。キャッチボール中に右肘の症状が悪化し、先発メンバーから外れた。翌日に10日間の負傷者リスト入り。少なくとも4週間はスローイングせず、その後は状態を見ながら打撃練習を再開する予定だ。
手術の可能性も残っているが、現時点では治療と休養で復帰を目指す方針。バットを振れる状態まで回復すれば、その経過も今後の判断材料となる。
ロバーツ監督は「すべての要素を整理してから判断する。治療への反応を見るために2週間程度待ったとしても、大きな不利益はないと思う」と説明した。
ラッシングはメジャー2年目の今季、打率.253、OPS.809。スミスの離脱後は正捕手として出場機会を増やしていた。今季240打席以上の捕手では、wRC+(リーグ平均を100として打者の得点創出力を示す指標)123が5位となっている。
スミスは負傷前まで打率.249、OPS.720と低調だったが、ドジャースは打線でも守備でも存在の大きさを痛感している。リハビリでは一時後退もあったが、現在は野球動作の強度を上げている。復帰時期は未定。8月中の復帰は難しい見通しだ。
ロートベットとフェドゥーシアはいずれも過去にドジャースでプレーしており、球団は捕手陣を支える働きを期待している。特にロートベットは昨年9月、スミスとラッシングがともに負傷離脱した際にも大半の試合で先発マスクをかぶった。
ロートベットはタリク・スクーバル投手(29)のドジャース移籍後初登板で捕手を務めた後、チームへの適応について説明した。
「早く慣れることは簡単だと思う。知っている選手が多いし、どういう投球をしたいかも分かっている。コーチ陣のことも知っているし、このチームがどうやって仕事を進めるかも理解している。それは間違いなく助けになる」
当面はロートベットが先発マスクをかぶる機会を多く担う。ドジャースがドラフトで指名し、育成したフェドゥーシアが控えを務める。
ロートベットとフェドゥーシアは、スミスやラッシングほどの打力を期待できる捕手ではない。ただ、ドジャースは2人に打線への貢献を求めているわけではない。投手陣との連係を早く深め、捕手として守備を安定させる役割を期待している。
ロバーツ監督は「これだけの戦力がそろっているから、2人の打撃はプラスアルファだ。まずは失点を防ぐ部分に集中してほしい」と話した。
