エースが5人? スクーバルが山本由伸らに加わり、ドジャースの3連覇構想が加速

August 2nd, 2026

レッドソックス3−2ドジャース】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、8月1日(日本時間2日)

山本由伸(27)がマウンドへ上がっていた一方、ドジャースの編成部門は水面下で、先発陣に新たなエースを加えるために動いていた。

球団はグラウンド外で大きな成果を挙げた。3日(同4日)のトレード期限を前にア・リーグのサイ・ヤング賞を2度受賞したタリク・スクーバル(29)をタイガースから大型トレードで獲得することで合意した。

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「本当にすごく驚きましたし、もともと来るかもみたいなニュースとか、そういうのは見てましたけど、いざ本当に決まったと聞いてすごく驚きました」

山本は試合直後に飛び込んだニュースに率直な感想を語った。

ドジャースは昨季のポストシーズンで、先発陣にエース級の投手が4人いると考えていた。3連覇を狙う今季、その人数は5人になった。

昨季のワールドシリーズMVPに輝き、ドジャースの強力な先発陣をけん引して2連覇に導いた山本は、昨季のポストシーズンで先発を担った4投手のうち、現在もローテーションで登板している唯一の投手だ。

左肘の遊離体を除去する手術を受けたブレーク・スネル(33)は、あと1度のリハビリ登板を経て復帰する見通し。腰のけいれんで離脱しているタイラー・グラスナウ(32)は、まもなくリハビリ登板を開始し、マイナーで4試合に先発する予定となっている。左膝痛を抱える大谷翔平(32)の投手復帰時期は不透明だが、今季中にはマウンドへ戻ると見込まれている。

ドジャースはスネル、グラスナウ、大谷の全員がポストシーズンで登板できると見込んでいる。ただ、3人の誰か、あるいは山本に問題が生じた場合でも、スクーバルという強力な備えがある。

全員が万全な状態でそろえば、レギュラーシーズンの6人制先発ローテーションは、山本、スクーバル、スネル、大谷、グラスナウに、佐々木朗希(24)、ジャスティン・ロブレスキー(26)、エメット・シーハン(26)のいずれかを加えた顔ぶれになるとみられる。

ポストシーズンでは先発陣を4人に絞るため、ロブレスキー、グラスナウ、佐々木、シーハンを救援で起用する選択肢もある。右腕のグラスナウ、佐々木、シーハンは、右の救援投手を必要とするドジャースにとって大きな戦力となる可能性がある。

スクーバルが加わり、先発陣が安定したことで、大谷の投手復帰を急ぐ必要性も低下した。ただ、大谷とドジャースは、勝負どころの時期には投打の二刀流で本来の力を発揮できると見込んでいる。アンドリュー・フリードマン編成本部長(49)は、大谷の離脱によって先発陣に「差し迫った補強の必要性」が生じたわけではないとの考えを示してきた。

「再び復帰できると確信している」とフリードマン編成本部長は今週初めに報道陣へ語った。

「構造的な問題があれば、はるかに強く懸念していただろう。そうした問題はなく、状態も改善を続けている。正しい方向へ進んでいると考えており、復帰できると強く確信している」と大谷の投手復帰に自信を示した。

10月を迎えた時点で起用できるエースが4人でも5人でも、ドジャースは3連覇を狙う十分な戦力を整えている。3日西部時間午後3時(日本時間4日午前7時)のトレード期限まで、さらに戦力を調整する時間も残されている。

オフには大型補強への期待を抑える姿勢を示しながら、最終的にFA市場の目玉だったエドウィン・ディアス(32)とカイル・タッカー(29)を獲得した。今回も、ドジャースはトレード市場で最高の選手を獲得できる機会を見逃さなかった。

2連覇中の王者は、戦力を大きく引き上げる補強を目指している。スクーバルの獲得は、その中でも最大級の一手となった。

「球界にスター級の選手はそれほど多くない」とフリードマン編成本部長は語った。

「そうした選手を獲得できる可能性がある限り、私たちは必ず交渉に加わる」