【カブス10-5ホワイトソックス】シカゴ/レートフィールド、5月15日(日本時間16日)
この日、敵地レートフィールドに詰めかけたカブスファンは、その存在感を十分に示していた。シカゴのライバル対決特有のいつもとは違う空気が漂っていたが、七回にピート・クロウ=アームストロングが打席へ向かった際の歓声はおなじみのものだった。
ホワイトソックスファンのブーイングをかき消すような「P-C-A!」の大合唱に答えるように、クロウ=アームストロングは右翼への適時打を放った。
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「本当に楽しいライバル関係だよ。カブスファンがたくさん来て、最後のアウトまで残ってくれるのが最高なんだ。こういう雰囲気は大好きだよ」とクロウ=アームストロングは語った。
レンジャーズとブレーブス相手の直近5試合で合計5得点しか挙げられなかった中で、この日の2桁得点は大きな意味を持つ。その前には25試合で1試合平均6.2得点、21勝を挙げてナ・リーグ中地区首位と勢いに乗っていた。
打線の爆発で、多くのスランプも終わりを迎えた。モイセス・バジェステロスは四回に安打を放ち、26打数連続無安打を脱出。その後カーソン・ケリーの適時打につなげた。ケリーはこの試合4打点を記録した。鈴木誠也も五回、適時二塁打を放って17打数連続無安打を止め、ホワイトソックス先発バークを降板に追い込んだ。さらにダンズビー・スワンソンも八回先頭で二塁打を放ち、18打数連続無安打をストップ。その後暴投で生還した。
「ここ4、5日は少し打線が静かだったのは分かっている。でも今日は本当に良い攻撃ができた。どの打席でも相手にプレッシャーをかけられていた。ヒットも出たし、四球も選べた。走塁も良かった。本当に素晴らしい攻撃だった」とクレイグ・カウンセル監督は語った。
カブスはこの試合で14安打を記録。直近5試合で合計19安打だったことを考えれば大きな復調だ。先発9人全員が安打を放ち、計10選手が出塁した。
ホワイトソックス戦で10得点以上かつ14安打以上を記録したのは球団史上8度目。ロードでは、2014年5月8日以来(12-5勝利)だった。
「もちろん毎日こうはいかないけど、目指しているのはこういう野球だ。今日みたいな攻撃が、この打線の本来の力だと思っている。特に初回に点を取れたのが良かった。ああやって試合に入れると大きいよ」とクロウ=アームストロングは語った。
イアン・ハップも初回に適時打、マイケル・ブッシュも五回に適時二塁打を放ち、4回2/3で3失点、3四球、2三振と不安定だった先発右腕エドワード・カブレラを援護した。
六回にはホワイトソックスのミゲル・バルガスが本塁打を放ち、試合は4-4の同点に。その後もホワイトソックスは2人の走者を出したが、カブス右腕トレント・ソーントンが火消しに成功し、七回以降の攻撃につなげた。
「本当に大きな仕事だった。九回じゃないからセーブにならないけど、あれは実質セーブだよ」とカウンセル監督はソーントンを称賛した。
七回、アレックス・ブレグマンと鈴木の安打の後、マット・ショウが死球で出塁し2死満塁。続くケリーは三塁線への内野安打を放つと、その後クロウ=アームストロングが適時打を放ち、カブスは6-4とリードを広げた。
さらに八回、カブスは一気に4点を追加した。スワンソンの二塁打の後、ホワイトソックス右腕ヒックスは制球を乱し、満塁でショウに押し出し四球を与えるなど4四球。その後ケリーが2点タイムリーを放ち、試合を決定づけた。
「これはファンのためのシリーズだと思っている。家族でも応援するチームが分かれていることがあるし、義理の家族や友人同士でもそうだろう。だから面白いんだ。これは“ファンのシリーズ”なんだよ」とカウンセル監督は語った。
