【ツインズ8-1カブス】ミネアポリス/ターゲット・フィールド、7月8日(日本時間9日)
今永昇太のローテーション復帰からわずか1週間で、カブスは再び先発陣に離脱者が出る事態に直面している。ジェイムソン・タイオンがランニングドリル中に右ふくらはぎを痛め、負傷者リスト(IL)入り。今季、先発陣の負傷が止まらない。
今永は復帰後3度目の登板となった火曜日のツインズ戦でも好投を見せ、6回2失点のクオリティースタート。しかし試合は終盤に崩れ、カブスは1-8で敗れた。それでも、トレード期限に向けて先発投手の補強が最重要課題であることに変わりはない。
「前半戦で投げられない時間があったので、その分のエネルギーを後半戦で出したい。後半戦はリズムを作って全力を尽くしたい」と今永は通訳のスタンベリー氏を通じて語った。
今永は5月から6月にかけて左太もも裏を痛め、約7週間離脱。6月26日に復帰した。カブス先発陣では、左肘手術を受けたジャスティン・スティールが4月に今季絶望、タイオンも今回の負傷で少なくとも1カ月離脱予定だ。
ベテラン左腕マシュー・ボイドは安定した投球でキャリア初のオールスター出場を決め、ルーキーのケイド・ホートンやベテラン右腕コリン・レイも奮闘しているが、今永復帰後も先発の層は薄いままだ。
カブス編成本部長ジェド・ホイヤー氏は「今永が戻ってきたのは大きいが、投手はいくらいても足りない」と語り、トレード交渉を活発化させていることを示唆。トレード市場は7月13~14日のドラフト後に本格化する見込みで、マーリンズのサンディ・アルカンタラ、パイレーツのミッチ・ケラーの名前が補強候補として挙がっている。
クレイグ・カウンセル監督はオールスター前後のローテ運用に苦慮。クリス・フレクセンやジョーダン・ウィックスをブルペンでロングリリーフ要員に配置し、金曜日のヤンキース戦で起用予定。3Aにはベン・ブラウンも控える。
タイオンは「フレクセンやウィックスのように複数イニングを投げられる投手がいるのは贅沢だ。自分も早く戻れるよう努力するけど、今いる戦力でしばらくは戦えると思う」と語った。
しかしブルペンデーをローテに組み込むのは長期的には現実的ではない。ホイヤー氏は「補強で選手層を上げることが課題だ。現状より良い投手を獲得できるかが勝負」と語った。
そんな中、今永はツインズ打線に初回2失点後、迅速に修正して6回を5安打、1三振に抑え、復帰後3試合で防御率2.76を記録。カウンセル監督は「今永らしい投球をしているが、まだ本調子じゃない」と今後に大きな期待を寄せる。
今永は「離脱中は他の先発陣がカバーしてくれた。今は自分がチームの勝利に貢献することだけ考えている。みんなが潜在能力を発揮すれば、リーグ屈指のローテーションになるはず」と自信を見せた。
