カブスのエースは誰か?カウンセル監督も分からないうれしい悩み

February 28th, 2026

2026年、カブスの最高の先発投手として頭角を現す可能性のある投手は多数いる。しかし、クレイグ・カウンセル監督が最有力候補を挙げるとは期待しない方がいい。

カウンセル監督は28日、MLBネットワークで才能豊かなチームのエースを挙げるよう求められた際、苦笑いしながら「私からその答えを引き出すことはできない」と語った。

カレンダーが3月に変わろうとしており、開幕戦まで4週間近く残っているため、今季のカブスで明確なナンバーワン投手を1人選び出すことは時期尚早だ。それだけでなく、現在のメンバー構成を考慮すると、容易な作業ではないかもしれない。

ファングラフスの予測によると、トレードで獲得したエドワード・カブレラ(27)、残留したマシュー・ボイド(35)、今永昇太(32)、ジェイムソン・タイヨン(34)、ケイド・ホートン(24)の全員が、先発陣のトップを争う位置にいる。昨季4月に肘の手術を受けた左腕のジャスティン・スティール(30)も同様だ。

そして、オープン戦でドジャースに6−2で勝利した28日の試合では、カブスの複数の投手が、すでに過密状態の先発ローテーション入りをアピールした。右腕のコリン・レイ(35)、ベン・ブラウン(26)、ハビエル・アサド(28)は、フレディ・フリーマン(36)、ウィル・スミス(30)、マックス・マンシー(35)らレギュラーが揃うドジャース打線を相手に3人で合わせて8回を無失点に抑えた。各投手はそれぞれ1安打しか許さず、四球を与えなかった。

投手陣の好投は確かに歓迎すべきことだが、エース候補を巡る問題を少し曖昧にする。

カウンセル監督は「チームにはその質問の答えとして挙げられる投手が何人もいる。それが良い先発ローテーションを構成する要素だろう。1人の投手だけでは成り立たない」と語った。

2025年、カブスはレギュラーシーズンで92勝を挙げ、スリリングな5試合制のナ・リーグ地区シリーズでブルワーズを追い詰めたが、カブスの先発ローテーションを牽引したのは、カウンセル監督の言葉を借りれば「何人もの投手たち」だった。

後半戦の素晴らしい活躍により、ホートンはナ・リーグ新人王の投票で2位に入った。右肋骨の骨折でポストシーズンを欠場した際には、ボイドとタイヨンが活躍した。今永は、より健康な状態で昨季より速い球を投げており、カブスでの初登板となったカブレラも鋭い投球をしたため、先発ローテーションは良好な状態にある。

これにはスティールの存在すら考慮されていない。スティールは28日、昨季の4月18日に自身のシーズンを終えることになった肘の手術を執刀したキース・マイスター医師から、試合に向けた調整の許可を得たとソーシャルメディアに投稿した。その知らせは、アリゾナ州で行われた27日のブルペンでの投球練習における、スティールの最後の投球の動画とともに投稿された。

2023年のオールスター出場選手であるスティールは、2025年にわずか4試合の先発で防御率4.76を記録した後、左肘内側側副靱帯(UCL)の修復手術を受けた。これはトミー・ジョン手術よりも軽度だが、それでも約1年間離脱することになった。そのため、オールスター休み前に復帰する見込みだ。

スティールの復帰時期にかかわらず、カブスの先発ローテーションには他にも代役となる選択肢がある。そのうちの3投手が、28日に登板した。

2025年にカブスで27試合に先発し、自己最高の防御率3.95を記録したレイは、先発マウンドに上がり、3回無失点に抑え、2三振(いずれもミゲル・ロハスから)を記録した。カブスの開幕メンバー入りのダークホース候補であるブラウンは、2回を投げてドジャースの打者3人から三振を奪い、新球種のシンカーで手応えをつかんだ。そしてアサドは、素晴らしい投球で3回4三振を記録し、チームメート2人を上回った。変則的な右腕が2025年に左脇腹の張りでわずか37回の投球にとどまったことを考えると、これは大きな前進だ。

3人の右腕が開幕から先発ローテーション入りする可能性は低いが、ケガ人が出た場合には全員が代役を務める能力を備えている。しかし、カブスの主力投手陣が全員健康を維持した場合はどうなるか。

カウンセル監督は「自分自身に非常に高いハードルを設定した投手が何人かいる。再びその基準に到達するよう求めるのが楽しみになるような基準を設けてくれた」と語った。

もしその最高のシナリオが現実のものとなれば、カブスはカウンセル監督の望み通りに誰がエースかを決める必要はなくなる。