打線大爆発!球団記録の9本塁打で同地区ライバルを圧倒

September 1st, 2026

ブルワーズ3-17カブス】シカゴ/リグレーフィールド、8月31日(日本時間9月1日)

シーズン最後の1カ月を迎える中、カブスがこの日のような戦いを続けられれば、ナ・リーグ中地区の優勝争いは一気に面白くなる。

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カブスは宿敵ブルワーズとの4連戦の初戦で、持ち前の長打力を存分に発揮し大勝。アレックス・ブレグマンが3本塁打を放つなど、チームは計9本塁打を記録し、球団の1試合最多本塁打記録を更新した。

1試合9本塁打は、1900年以降のMLB史上2位タイ。1987年9月14日にブルージェイズが放った10本に次ぐ記録となった。シカゴが8月に記録した62本塁打は球団の月間最多記録で、MLB史上でも2位。上回るのは2019年8月のヤンキースが記録した74本だけだ。

ブルワーズはナ・リーグ中地区で依然としてカブスに7ゲーム差をつけているが、両チームは今後9日間でさらに6試合を戦う。なお、シカゴはナ・リーグのワイルドカード争いでも上位におり、現在は第1枠を保持している。

「間違いなく、いい位置につけている。これからの戦いが楽しみだし、ポジティブなことも多く、同時に多くの難題も待っている。それでも、自分たちを非常にいい位置へ持ってくることができた」とカブスのクレイグ・カウンセル監督は語った。

この日の勝利を呼び込んだ3つのポイントを挙げる。

1 ハリソン攻略

カイル・ハリソンは今季ブルワーズで飛躍を遂げ、カブスとの過去2度の対戦でも好投していた。しかしこの日は、シカゴ打線が左腕との力関係を逆転させた。

左腕が先発するため、この日は4番に入ったタイロン・テイラーが、初回に2ランを放って猛攻の口火を切った。その次の打者ニコ・ホーナーもハリソンから本塁打を放ち、カブスは初回に4点を奪った。

ブレグマンは二回に2ランを放ち、4回には鈴木誠也と2者連続本塁打を記録。ハリソンは3回2/3を投げて10安打、9失点。許した5本塁打は、ブルワーズの投手が1試合で浴びた本数として球団史上2位タイの多さとなった。

ハリソンは今季、過去2度のカブス戦で計12イニングを投げ、2失点、20奪三振、2四球に抑えていた。しかしこの日は全球種で球速が低下し、あまりにも多くの速球がストライクゾーン中央へ入ってしまった。

今季、シカゴ打線に打ち込まれた左腕はハリソンだけではない。この試合前時点で、カブスは左投手に対して長打率.453、OPS.807、wOBA.353、wRC+126を記録し、すべてMLBトップだった。

2 クレイ・ホームズの安定感

ポストシーズンが近づくにつれ、短期決戦の第1戦を誰に任せるべきかという議論も熱を帯びていく。現時点では、クレイ・ホームズがその有力候補になりつつある。

ブルワーズとのライバル対決を初めて経験した33歳の右腕は、普段よりバランスの取れた配球で6回を無失点に抑えた。今季全体では9%だったカッターの使用率を22%まで上げ、シンカーへの依存度を少し減らし、安定した投球をみせた。

この日奪った18個のアウトのうち、15個は三振(8つ)かゴロ(7つ)によるもの。今季の防御率を2.09としてマウンドを降りた。

ホームズは直近4先発のうち3試合で無失点で、計25イニングでわずか1点しか許していない。前回登板では、ワイルドカード争いをするダイヤモンドバックスを相手に、敵地で7回無失点と好投した。

3 続くブレグマンの快進撃

この1カ月で安打を重ね、シーズン成績を急速に上昇させてきたブレグマンは、単に運が良いわけではないと強調している。

「これを一時的な好調だとは思っていない。野球選手としての本来の自分だと思っている」とブレグマンは今月上旬に語った。

この日を含め、カブスの三塁手は7月27日にセントルイスで4安打を放って以降の33試合で、3試合で複数本塁打を記録。同期間の13本塁打を上回るのは、MLB全体でもチームメートのピート・クロウ=アームストロング(15本)だけだ。

同期間のFanGraphs版WARでも、クロウ=アームストロングがMLBトップの2.5で、ブレグマンが2.1で2位だった。また、この日の試合を含め、ブレグマンは直近33試合で打率.328、出塁率.388、長打率.701、13本塁打、12二塁打、33打点を記録している。