再びのサプライズか、復活の狼煙か チェコvs韓国の見どころ

March 4th, 2026

前回大会、大きな話題を集めたチェコと準優勝した2009年大会以来の1次ラウンド突破を目指す韓国がぶつかる。

チェコは"アマチュア中心ながらプロと互角に戦えるチーム"として知られてきたが、現在は元オリオールズのユーティリティー、テリン・バブラ、チェコ生まれの初のNPB選手であるマレク・フルプ、日本の独立球団オイシックス新潟アルビレックスでプレーしていた先発投手ダニエル・パディシャクなど、実力者が増えている。

「ここでプレーして多くを学んだし、さまざまな国のチームと対戦するこういう大会は素晴らしい経験になる。例えばオーストラリアとも対戦するし、アジアのチームとも戦う。それぞれ野球のスタイルが違う。こういう大会では、日ごと、試合ごとに調整することが重要だと思う。特に明日とその翌日のように、24時間以内に2試合を戦う場合はなおさらだ」とフルプは語った。

しかし相手は強力な韓国打線だ。ジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ)が主将を務め、タイガースのジャマイ・ジョーンズ、アストロズの有望株シェイ・ウィットコム(いずれも韓国人の母を持つ)がチームに加わる。さらに金倒永(キム・ドヨン)、安賢民(アン・ヒョンミン)という将来MLB入りの可能性を秘めた若き長距離砲もいる。

「前回大会だけでなく、その前の大会でも準々決勝に進めなかった。だから2026年大会では、最低でも準々決勝進出を目標にしている」とイ・ジョンフは語った。

基本情報

日時・会場:米東部時間 5日午前5時/日本時間午後7時、東京ドーム

視聴方法:アメリカではFS1、日本ではNetflixで放送。その他の国・地域の視聴方法は公式案内を参照

視聴方法(音声):すべての試合で英語による無料のオーディオ配信が用意されている。

予想先発投手:ダニエル・パディシャク vs 蘇珩準(ソ・ヒョンジュン)

パディシャクを先発に指名した理由について、パベル・ハディム監督は「彼がチームで最高の投手だからだ」と説明。ジョージア大学出身でMLBドラフトリーグでもプレーした経験を持つ。中国との初戦でも先発し、4回無失点の好投でチームの8-5の勝利に貢献した。その後のオーストラリア戦では苦戦し、チームも敗れている。

「3年ぶりの大会だ。みんなこの瞬間を楽しみにしていたし、韓国戦の先発を任せてもらえたことを本当にうれしく思う。チームの勝利のために全力を尽くす。素晴らしいメンバーがそろっているし、自分たちに何ができるか楽しみだ」とパディシャクは語った。

韓国の先発は蘇珩準(ソ・ヒョンジュン)。韓国プロ野球(KBO)のKTウィズで13勝6敗、防御率3.86を記録し、2020年には新人王を獲得している。

この試合のポイント

韓国にとっては、マイアミでの準々決勝進出が”成功”の最低条件。そのためには、この試合の勝利はほぼ必須だ。

「韓国では野球が最も人気のあるスポーツだが、ここ数回の国際大会で代表は結果を出せていない。それが国全体を失望させている。だからこそ今回は立て直しの機会だ。この大会では準々決勝が行われるマイアミに進むことを期待している。国民のために良い結果を残したい」と柳志炫(リュ・ジヒョン)監督は覚悟を語った。

一方、再びの予選大会行きを避けるためには少なくとも1勝が必要なチェコも、今大会は簡単な試合が一つもないことを理解している。

「2023年大会との大きな違いは“死の組”だということだ。今回は中国ではなくチャイニーズ・タイペイがいる。世界トップ10のチームが4つ、さらにトップ4のうち3つと戦うのは簡単ではない。ある朝は勇気が湧いてくるが、ある朝は逃げたくなるよ」とハディム監督は語った。

対戦成績

2023年大会では韓国が7-3で勝利し、金河成(キム・ハソン)が2本塁打を放った。両国は昨年11月にも韓国で2試合のシリーズを戦い、いずれも韓国が勝利している。