サイン盗みをめぐり、Dバックスとカブスが一触即発

August 25th, 2026

野球におけるサイン盗みは、19世紀までさかのぼるほどゲームそのものと同じくらい古い慣習だ。現代の野球では、「どうやってサインを盗むのか」で、ときにチーム同士の衝突を引き起こす。

 カブスがダイヤモンドバックスに7-0で勝利した試合の五回、両軍のダグアウト間で激しい応酬が起きた。アリゾナ側が、カブスの三塁コーチ、クインティン・ベリーがコーチズボックスからサインを盗み、それを打者側に伝えているのではないかと疑ったためだ。

 ダイヤモンドバックス先発のメリル・ケリーと周囲の選手たちは、ベリーがグラブの開いた角度から、ケリーのチェンジアップの握りを見抜いているのではないかと疑った。

 ナ・リーグのポストシーズン争いを繰り広げる両チームは、ダグアウト越しに激しいヤジを飛ばし合った。その中心となったのが、アリゾナのベンチコーチ、ジェフ・バニスターと、カブスのライアン・フラハティだった。両陣営は指を指しながら不快感をあらわにし、互いに怒鳴り合った。

ベリー自身は三塁コーチズボックスから出ていなかったようだ。これはコーチによるサイン盗みを防ぐため、MLBが今季から導入したルール。投手がプレートに足をつけた後、コーチはボックスから出ることを認められていない。コーチズボックスは、2フィート(約61センチ)の長さを持つ半長方形のエリアとして定められている。

 試合後、ケリーはサイン盗みについてこう語った。

「サイン盗みは野球の歴史と同じくらい古いものだ。二塁走者がグラブの中の握りを見たり、打者が投手のグラブで何をしているのかを見るのは、それはフェアな範囲だと思う」

 ケリーが降板し、救援のテイラー・クラークにマウンドを譲った後も、ケリーとベリーは互いに言葉をぶつけ合った。