ベネズエラの守護神パレンシア、パワーピッチで圧倒

5イニング無安打、9奪三振

4:09 AM UTC

アメリカ2-3ベネズエラ】マイアミ/ローンデポパーク、3月17日(日本時間18日)

ダニエル・パレンシア投手(26)がアメリカ代表のローマン・アンソニー外野手(21)を99.7マイル(約160.5キロ)の直球で空振り三振に仕留め、グラブを空高く放り投げた。2026年ワールドベースボールクラシック(WBC)で守護神として圧倒的な投球を続けてきた右腕が、ベネズエラに初の栄冠をもたらした。

17日夜(日本時間18日)の決勝。九回にエウヘニオ・スアレス(34)の勝ち越し適時二塁打でリードを奪い、パレンシアがマウンドに上がった。カイル・シュワーバー(33)を98.5マイル(約158.5キロ)の速球で三振に封じ、1死を奪った。ガナー・ヘンダーソン(24)をサードフライに打ち取ると、最後はアンソニーから三振を奪った。ベネズエラ代表とマイアミのローンデポパークを埋め尽くしたファンが歓喜に沸いた。

カブスの剛腕リリーフで、ベネズエラ・サンカルロス出身のパレンシアは、今大会のWBCで圧倒的な投球を続けた。5試合に登板して5イニングを無安打無失点に抑え、対戦した17打者のうち9人から三振を奪った。走者を許したのは四球と死球による2度のみだった。

14日の準々決勝では、日本に逆転勝利した一戦で3セーブのうちの初セーブを挙げた。その2日後のイタリア戦でも九回を無失点に封じ、ベネズエラを初の決勝進出に導いた。さらに24時間後、パレンシアは再びマウンドに上がり、アメリカ代表との激闘を締め、歴史的な優勝を飾った。

大会最優秀選手(MVP)のガルシアや、劇的な本塁打を放ったウィルヤー・アブレイユ外野手(26)、勝負強さを見せたスアレス、決勝で先発したエドゥアルド・ロドリゲス投手(32)ら、多くの選手が活躍した。だが、試合終盤を完璧に封じたパレンシアの存在なくして初制覇はなし得なかっただろう。