リリーフ左腕のクーロムがレッドソックスと1年契約

過去5年間で防御率2.64と安定感が光るベテラン左腕

March 13th, 2026

レッドソックスはオフシーズンを通して、ローテーションの補強を続けていたが、ブルペンを強化するための動きも忘れていない。

12日(日本時間13日)、レッドソックスはリリーフ左腕のダニー・クーロムと1年間のメジャー契約を結ぶことで合意したことを発表。ロースターの40人枠に空きを作る必要があったため、内野手のロミー・ゴンザレスを60日間の負傷者リストに登録した。

36歳のクーロムは、投球イニングこそ限られているものの、ここ数年はメジャーで最も効果的なリリーフ左腕として、静かに活躍を続けてきた。過去5年間で合計188試合に登板し、防御率2.64を記録。その期間中、1イニングあたり1個以上の三振を奪っている。

昨季はツインズで素晴らしい活躍を見せ、40試合に登板して防御率1.16をマーク。7月末にレンジャーズへトレードされたが、移籍後は15試合で防御率5.25と苦戦した。それでも、シーズントータルでは55試合に登板して防御率2.30の好成績を残し、43イニングで43個の三振を奪った。

投球割合40.3%のカットボールを筆頭に、5つの球種を操り、昨季は左打者をOPS.526に抑えた。クーロムは左腕だが、昨季は対左打者(.225)よりも対右打者(.188)のほうが被打率が低く、これは縦変化が印象的なスイーパーが効果的な武器となっていたからだ。速球の平均球速は90.3マイル(約145キロ)にすぎず、メジャー全体でもかなり遅い部類に入るが、変化球を効果的に使って空振りを奪い、ボール球を振らせ、強い打球を防ぐピッチングが光る。

2022年以降、合計6度も負傷者リスト入りするなど、ケガの多さが弱点ではあるものの、メジャーで11年間、しぶとく活躍を続けてきた。2014年にドジャースでメジャーデビューしたあと、アスレチックス、ツインズ、オリオールズでプレーし、昨季は1年300万ドル(約4億8000万円)の契約でツインズに復帰。そして、夏の移籍市場でレンジャーズへトレードされた。

新天地レッドソックスでは、アロルディス・チャップマン、ギャレット・ウィットロック、ジャスティン・スレイテンとともに、ブルペンの重要な戦力となるだろう。開幕ロースター入りが予想されていたリリーフ左腕は、チャップマンのほかにジョバニ・モランしかおらず、クーロムは貴重なリリーフ左腕として、重要な役割を担うことになりそうだ。