オールスターのスターティングメンバーが発表されたが、ナ・リーグのデーブ・ロバーツ監督、ア・リーグのアーロン・ブーン監督が打順決定方法の裏側についてMLBネットワークに語った。
ナ・リーグ先発メンバー
- 1番・DH 大谷翔平(ドジャース)
- 2番・左翼 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
- 3番・二塁 ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)
- 4番・一塁 フレディ・フリーマン(ドジャース)
- 5番・三塁 マニー・マチャド(パドレス)
- 6番・捕手 ウィル・スミス(ドジャース)
- 7番・右翼 カイル・タッカー(カブス)
- 8番・遊撃 フランシスコ・リンドーア(メッツ)
- 9番・中堅 ピート・クロウ=アームストロング(カブス)
- 先発投手:ポール・スキーンズ(パイレーツ)
4番と5番の打順に葛藤も
「翔平、アクーニャは悩まずに決めたよ。マルテはスイッチだから、3番にぴったりだと思った」
当初は4番マチャド、5番フリーマンを予定していたが、フリーマンの一言で構想が変わったという。
「フレディに5番と伝えたら、『スクーバルと対戦できるの?』と聞かれたので、『誰かが出塁したらスクーバルと当たるぞ』と伝えたんだけど、結局、フリーマンを4番、マニーを5番にした。」
6番は「俺の」スミスを、7番にタッカーと好打者を並べた。8番にはメッツでは先頭打者を打つリンドーアを置いたが、「申し訳ない気持ちもあるけれど、リンドーアを8番に置けるってことは、それだけチームがすごいってことだし、彼自身も気にしないだろうしね」と説明し、初選出のクロウ=アームストロングは「9番が自然だと思った」と説明した。
試合前にはクレイトン・カーショウ(ドジャース)がファースト守備練習をする姿も話題になった。カーショウ自身が「ファーストも守れるし、機会があれば打席に立ちたい」とアピールする場面もあったが、ロバーツ監督は「(どちらの可能性も)ゼロ。後半戦でしっかり投げてもらわないと困るからね。明日は2人の打者と対戦予定で、守備や打席は無いよ。ごめんね」
「監督として誇りに思うラインナップ。選手たちが最高のパフォーマンスを見せてくれることを楽しみにしている」と笑顔を見せた。
ア・リーグ先発メンバー
- 1番・二塁 グレイバー・トーレス(タイガース)
- 2番・左翼 ライリー・グリーン(タイガース)
- 3番・右翼 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
- 4番・捕手 カル・ローリー(マリナーズ)
- 5番・一塁 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
- 6番・DH ライアン・オハーン(オリオールズ)
- 7番・三塁 ジュニア・カミネロ(レイズ)
- 8番・中堅 ハビアー・バエズ(タイガース)
- 9番・遊撃 ジェイコブ・ウィルソン(アスレチックス)
- 先発投手:タリク・スクーバル(タイガース)
ジャッジの打順に一瞬悩みも
一方、ア・リーグを率いるブーン監督は「正直、そんなに悩むことはなかったけれど」と前置きして、こう続けた。
「ジャッジを2番にするか3番にするかで少し迷った。でも、カル・ローリーは今年本当に素晴らしい成績を残しているし、スイッチヒッターだから4番に完璧だと思った。ジャッジとゲレーロJr.に挟まれる形になるから、3-4-5がすごくいい並びになると思った」と話した。
1番にはトーレス、2番にはグリーンとタイガースコンビを起用した。
「グレイバーは今年出塁率が高いし、ライリー(グリーン)もタイガースでスターとして成長し続けてるからね。上位に置くのは悩まなかったよ」
7番のオハーンについては「知名度はあまり高くないけれど、ここ数年ボルチモアでいい成長をしている。左打者として存在感を出してくれると思う」と期待を寄せ、「選手たちがどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだよ」と笑顔でまとめた。