オリオールズのスプリングトレーニング最終日は、思いがけないニュースで幕を閉じた。
球団は21日(日本時間22日)、右腕ディーン・クレーマーをマイナーキャンプへオプション降格させると発表。30歳のクレーマーは開幕ロースターから外れる。クレーマーはここ6シーズンの大半で先発ローテーションの一角を担い、通算126試合(うち123先発)で671回2/3を投げ、防御率4.26を記録してきた主力投手だ。
2025年シーズンはチーム最多の11勝、171回2/3を投げるなど存在感を示したが、今春のグレープフルーツリーグでは3試合で防御率5.00、9回で5失点と物足りない結果に終わっていた。クレーマーはトリプルAノーフォークで快mカウを迎える見込みだ。
オリオールズの予想開幕ローテーションは以下の通り
- 左腕トレバー・ロジャース
- 右腕カイル・ブラディッシュ
- 右腕シェーン・バズ
- 右腕クリス・バシット
- 右腕ザック・エフリン
エフリンは昨年8月に背中の手術の影響を受けたために調整が遅れ、開幕に間に合うか不透明だった。しかし20日(日本時間21日)、ヤンキースの強力打線を相手に5回1/3を無失点、7三振・被安打1と好投し、不安を払拭。
オリオールズの先発陣は昨季から層が大きく厚くなっている。昨季合計61試合に先発したクレーマー、左腕ケイド・ポビッチ、右腕ブランドン・ヤングの3人がそろって今春マイナー降格となったことが、その充実ぶりを物語っている。
オリオールズは、3月26日から4月9日の間に3日の休養日があり、4月10日まででも試合数はわずか12試合。先発投手の登板間隔が空きすぎてしまうため、開幕から6人ローテーションを組むのは現実的ではなかった。
ローテーション候補の中でマイナーオプションが残っていたのは、ブラディッシュ、バズ、クレーマーの3人。ただ、前の2人はロジャースとともに先発陣の軸を担うと見られており、クレーマーが2021年9月12日以来のオプション降格となった。
クレーマーはこれまでもシーズン序盤に苦しむ傾向がある。メジャー6年間の月別防御率は以下の通りだ。
・3〜4月:6.24(109回2/3)
・5月:3.62(104回1/3)
・6月:4.16(101回2/3)
・7月:4.57(106回1/3)
・8月:3.84(122回)
・9〜10月:3.31(127回2/3)
昨季もその傾向は顕著で、3〜4月の6先発で防御率7.04と苦しんだ一方、以降の25試合では3.57と持ち直した。
今回の判断は、序盤の課題をマイナーで調整し、状態を上げた上でチームに戻す狙いとみられる。なお、再昇格は最短で4月9日となる見込みだ。
