オリオールズが“ビッグ・クリスマス”を獲得 外野手ノエルをクレーム
クリスマスシーズンはもう終わったものの、オリオールズは“ビッグ・クリスマス”をチームに加えた。 オリオールズはガーディアンズから外野手ジョンケンジー・ノエルをウエーバー経由で獲得(クレーム)。12月17日(日本時間18日)にガーディアンズからDFA(40人枠から外す措置)されていた24歳の元有望株は、失意のまま終わった2025年から新天地で再起を図る。 フランス語で「クリスマス」の意味を持つ苗字から名付けられた球界最高のニックネームの持ち主は、ガーディアンズで2024年に華々しくデビュー。くしくも新天地となるボルティモアのカムデンヤーズにて、メジャー初打席でグレイソン・ロドリゲス(現エンゼルス)から本塁打を放った。
オリオールズが先発補強、レイズから右腕バズを獲得
オリオールズは積極的に先発投手の補強を目指しており、アメリカン・リーグ東地区のライバル球団とトレード交渉を行った。そして19日(日本時間20日)、複数のプロスペクト(若手有望株)を放出し、高いポテンシャルを秘める右腕を獲得することに成功した。 オリオールズはレイズとのトレードで右腕シェーン・バズを獲得。対価として4人の有望株だけでなく、2026年ドラフトの戦力均衡ラウンドAの指名権(全体33位)を放出した。
ピート・アロンソ、オリオールズと5年1億5500万ドル(約240億円)で合意か
今オフ、積極補強を掲げていたオリオールズが、ついに大物を仕留めた。情報筋によると、オリオールズは強打の一塁手ピート・アロンソと5年1億5500万ドル(約240億円)の契約に合意した。契約はメディカルチェックを条件とし、一部トレード拒否条項が含まれるという。球団からの正式発表はまだ行われていない。 10日(11日)、ウィンターミーティングの会場を駆け巡ったビッグニュース。そのインパクトは計り知れない。 今回の契約は、一塁手として史上最高額の平均年俸となり、オリオールズ史上でも最高の平均年俸をマーク。総額でも球団史上2番目の大型契約だ。ここまでの「本気補強」は、2016年にクリス・デービスと7年1億6100万ドル(約250億円)で契約して以来となる。 マイク・エリアス編成本部長就任後、球団は再建を優先し、長期契約には慎重だった。近年は大型補強を狙いながらも結果を出せずにいたが、アロンソ獲得でその流れが大きく変わった。
オリオールズが守護神確保、ヘルズリーと2年契約で合意
オリオールズはクローザーのライアン・ヘルズリーと2年2800万ドル(約42億円)の契約に合意したようだ。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から情報を得た。今回の契約には1年目終了後のオプトアウト(契約破棄)権が含まれているという。なお、球団からの正式発表はまだ行われておらず、身体検査の結果待ちとなっている。 ヘルズリーは1年前、ナショナル・リーグの最優秀救援投手を表彰するトレバー・ホフマン賞を受賞し、オールMLBのファーストチームに選出された。さらに、オールスターにも選出され、サイ・ヤング賞投票でもポイントを獲得。どちらも2022~24年の3年間で2度目のことだった。2024年はカージナルスで65試合に登板し、53度のセーブ機会で49セーブを記録。66回1/3を投げ、防御率2.04、79三振の好成績を残した。 この活躍は、ヘルズリーの3年間にわたる支配的なパフォーマンスの締めくくりとなった。2023年は右前腕痛で戦列を離れた時期があったものの、2022~24年の3年間、健康時には素晴らしい活躍を見せ、合計82セーブ、防御率1.83、9イニングあたり12.08三振を記録。相手打者を打率.172、OPS.505に封じた。 今季は序盤からやや安定感を欠いたが、31歳の誕生日直後、トレード期限の直前にメッツへ移籍する頃には、すっかり本来の調子を取り戻した。カージナルスでの最終11登板のうち10試合を無失点に抑え、カージナルスでは36試合に登板して21セーブ、防御率3.00をマークした。 ところが、フリーエージェント(FA)を控えていたヘルズリーにとって残念なことに、メッツ移籍は良い結果にはつながらなかった。移籍後4度のセーブ機会をすべて失敗し、22試合の登板で0勝3敗、1ホールド、防御率7.20と全く貢献できず、メッツは惜しくもポストシーズン進出を逃した。メッツ移籍後は20イニングで25安打、11四球、20失点(自責点16)。シーズントータルの防御率も4.50まで悪化した。 メッツ移籍後、苦戦が続いたヘルズリーは、「明らかにクセが盗まれている」と語り、修正に取り組もうとしていた。その成果が出たのか、最終6登板、合計7イニングを無失点に抑えてシーズンを終えた。 プロ入りは2015年、ドラフト5巡目指名を受けてオクラホマ州のノースイースタン州立大学からカージナルスに入団。2019年にメジャーデビューを果たし、7年間のメジャー生活で通算319回2/3を投げて105セーブ、防御率2.96、377三振を記録している。 オリオールズはクローザーのフェリックス・バティースタが8月に肩の手術を受けて長期離脱が決まっており、今オフはブルペンの補強が急務だった。一時は先発転向の可能性も取り沙汰されたヘルズリーだが、来季全休の可能性もあるバティースタの代わりに守護神を務めることになりそうだ。
パドレス前監督のシルト、オリオールズの育成担当に就任へ
2025年シーズン終了後、マイク・シルトは引退を表明し、パドレス監督退任を発表した。57歳の指揮官はパドレスで一定の成功を収めていただけに、このニュースは大きな驚きをもって伝えられた。 しかし、シルトが球界から長く離れることはなかった。 26日(日本時間27日)にMLB.comが関係者から得た情報によると、オリオールズはシルトを上級レベルの育成担当コーディネーターとして採用する方針を固めたという。また、関係者の情報によれば、サミュエル・ベガが内部昇格し、下級レベルの育成担当コーディネーターに就任する見込みだ。 これらの動きはまだ、球団からは正式に発表されていない。
ウォード、オリオールズ移籍は「予想外の出来事だった」
テイラー・ウォードをめぐり、数年前からトレードの噂が飛び交っていた。31歳の外野手は、いつかトレードされる可能性は承知していた。それでも、18日(日本時間19日)にエンゼルスのペリー・ミナシアンGMからの電話で、右腕グレイソン・ロドリゲスと1対1のトレードでオリオールズへの移籍が決まったことを知らされた際には、驚きを隠せなかった。
オリオールズがエンゼルスから36本塁打のウォードを獲得。元トップ有望株右腕グレイソン・ロドリゲスとのトレード
オリオールズが今オフの最優先に掲げるのは、先発と救援の両面で投手陣を補強することだ。ただし同時に、実績のある打者、特に右打者の獲得も狙っている。 そして18日、ボルティモアは右打者を手に入れた。有望な若手投手を差し出すという衝撃的な実現だった。 オリオールズはエンゼルスから外野手テイラー・ウォードを1対1のトレードで獲得。見返りとして右腕のグレイソン・ロドリゲスを放出した。ロドリゲスはかつてのトップ有望株で健康であれば大きな可能性を示してきただけに、この動きは意外性があった。 ただし、問題はそこにある。26歳のロドリゲスは十分な期間、健康を保っていない。2018年ドラフト1巡目指名の右腕は、右肘と広背筋の負傷で2025年はシーズンを通して欠場。メジャーの公式戦登板は2024年7月31日が最後だ。2024年のシーズンも右広背筋や小円筋の違和感で途中離脱している。
救援右腕キットリッジがカブスからオリオールズに復帰
オリオールズは4日(日本時間5日)、カブスとのトレードで救援右腕アンドリュー・キットリッジ(35)を金銭との交換で再獲得したと発表した。 キットリッジは今季トレード期限(2025年7月)に、オリオールズからカブスへ有望遊撃手ウィルフリ・デラクルスとの交換で移籍していた。当時、デラクルスはカブスのプロスペクトランキング17位で、現在はMLBパイプラインによるオリオールズの有望株ランキング24位にランクされている。 カブス移籍後のキットリッジはシーズン終盤に好投を見せ、21回2/3で防御率3.32、32三振を記録。8月6日のレッズ戦では3者連続三振の『イマキュレート・イニング(9球で3アウト)』を達成するなど存在感を示した。 さらにポストシーズンでもブルペンの主力として登板。ワイルドカードシリーズ(対パドレス)全3試合、ナ・リーグ地区シリーズ(対ブルワーズ)2試合に登板し、計5回で3失点、防御率5.40だった。わずか数カ月のカブス在籍を経て、キットリッジは再び古巣ボルチモアのマウンドに戻ることになる。
直近5試合で4度目のサヨナラ勝ち、新人ビーバースが決めた!
【オリオールズ2-1パイレーツ】ボルティモア/オリオールパークアットカムデンヤーズ、9月10日(日本時間11日) 劇的な勝利を続けているオリオールズがまたもサヨナラ勝ちした。9月上旬はスリリングな結末の試合が続いている。 オリオールズは1-1の同点で迎えた10回に新人ディラン・ビーバースがタイムリーを放ち、直近5試合で4度目となるサヨナラ勝利。パイレーツ相手に2試合連続でサヨナラ勝ちを収め、直近8試合で7勝1敗と勢いに乗っている。
菅野が打球を右足に受け、負傷交代
2025年シーズンの大半、オリオールズは数々のケガに悩まされ、残りわずか3週間となった今も、新たな負傷が次々と発生している。 7日(日本時間8日)のドジャース戦、先発の菅野智之が打球を右足に受けて交代。ディーン・クレイマー、サミュエル・バサヨに続き、ドジャース3連戦で3人目の負傷者となった。
オリオールズ、9月以降は6人制ローテーションへ
9月に入ると、オリオールズ先発陣の起用法が変わる。オリオールズは2025年シーズンの残りを6人制の先発ローテーションで戦うことを選択した。 27日(日本時間28日)、オリオールズのトニー・マンソリーノ監督代行は本拠地でのレッドソックス戦の試合前、シーズン最後の1カ月を6人制の先発ローテーションで戦う方針を明かした。マイナーでのリハビリ登板を終えた右腕タイラー・ウェルズの復帰が迫っており、先発の頭数が十分に揃ったからだ。
超有望株、21歳の捕手バサヨと8年で約100億円の大型契約
22日(日本時間23日)、オリオールズは捕手サミュエル・バサヨとの契約延長を発表。デビューして5試合に出場したばかりの有望株に8年6700万ドル(約100億円)の契約を結び、将来へ向けた布石を打った。
オリオールズ大勝、有望株バサヨがメジャー初安打&初打点
【アストロズ0-12オリオールズ】ヒューストン/ダイキンパーク、8月17日(日本時間18日) 待望のデビューを飾ったオリオールズの有望株サミュエル・バサヨのメジャー初安打はライトへの3ラン本塁打となるはずだった。
新人のヤング、八回途中まで完全試合で初勝利
【アストロズ0-7オリオールズ】ヒューストン/ダイキンパーク、8月15日(日本時間16日) 家族や友人の前で、ブライドン・ヤングが11度目の先発でメジャー初勝利を挙げた。しかも、ただの勝利ではなかった。 ヤングは完全試合まであとアウト4つの八回2死でラモン・ウリアス(皮肉にも今回のトレードデッドラインでオリオールズからアストロズに加入)に内野安打を献上。快挙達成とはならなかったが、7-0の完封勝利の立役者となった。 ウリアスの打球は、マウンドの横を転がる緩いゴロに。ヤングは倒れ込みながら素手で処理したが、送球がそれてしまい、ウリアスは内野安打とともにエラーで二塁へ進んだ。
2年目ホリデイ、オリオールズを今季初のサヨナラ勝ちに導く
【オリオールズ4-3マリナーズ】ボルティモア/オリオールパークアットカムデンヤーズ、8月13日(日本時間14日) 今季メジャー30球団で唯一サヨナラ勝ちがなかったオリオールズがついにその機会を得た。 オリオールズにとって今季120試合目、本拠地カムデンヤーズでは59試合目にして、ようやく初のサヨナラ勝ち。3-3の同点で迎えた九回、2年目のジャクソン・ホリデイが2死一塁からライトへのタイムリー二塁打を放ち、チームを4-3のサヨナラ勝ちに導いた。
ドラフトの目玉イーサン・ホリデイを兄ジャクソンが徹底分析
2025年MLBドラフトがついに13日(日本時間14日)に迫っている。今年の要注目選手は、高校生遊撃手のイーサン・ホリデイだ。オールスター7回選出の名選手マット・ホリデイを父に持ち、2022年ドラフト全体1位指名を受けたジャクソン・ホリデイを兄に持つサラブレッド。イーサンは血統書付きの打撃センスを誇る18歳で、全体1位指名の可能性も囁かれている。 仮に全体1位指名を受ければ、史上初めて共に全体1位指名を受けた兄弟となる。目前に迫ったドラフトに向け、兄のジャクソンが弟の「スカウティング・レポート」を作成してくれた。
41歳モートン5回1/3を2失点と好調でトレード注目株か
【ブレーブス2-3オリオールズ】アトランタ/トゥルーイスト・パーク、7月4日(日本時間5日) 7月31日のトレード期限が迫る中で、市場での売り手として注目が集まるオリオールズ。数多い注目選手の中で、この日のチャーリー・モートンの投球は、他球団にとって魅力的に映っているはずだ。 今季から加入したモートンは、序盤こそ不調だったものの、ここ最近は往年の輝きを取り戻している。この日も古巣ブレーブス相手に5回1/3を2失点と好投し、3-2の勝利に貢献した。
オリオールズは売り手に回るのか、菅野智之の去就は
2025年シーズン開幕に際し、オリオールズがトレード期限前に売り手に回る可能性があると予想した人はほとんどいなかっただろう。ガナー・ヘンダーソン、アドリー・ラッチマンという若手スターを擁し、2年連続でプレーオフに進出。今季も地区優勝の筆頭候補とされたものの、オリオールズは35勝47敗と苦戦し、厳しい状況に立たされている。日本時間6月29日、オリオールズのマイク・エライアスGMがチームのトレードデッドラインにおける立ち位置について明かした。
ホリデイが自己最多タイ4打点の活躍
【オリオールズ6-0レンジャーズ】@ボルティモア/オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ 幼少期、ジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)はMLBのオールスターゲームによく足を運んでいた。父マット・ホリデイがロッキーズ時代に3度(2006~08年)、カージナルス時代に4度(2010~12年と2015年)オールスターゲームに選ばれ、ジャクソンはその7度すべて現地にいた。 そして、現在21歳のホリデイは自身初のオールスターゲーム選出に向けて、活躍を続けている。
巨人時代の元チームメイトが語る菅野智之の姿
2013年から2024年にかけて、菅野智之は日本球界を代表する投手の一人だった。その12年間で、様々な選手と共にプレーしてきたが、その中にはメジャーリーグからやってきた選手たちも多くいた。 そして今季、菅野は自らがその「海外に挑む新人」として新たなスタートを切っている。 「以前は逆の立場だった。アメリカから来た選手たちは、外国である日本に来て、いろんな感情を抱えていたと思う。でも今は自分がその立場にいる。日本からアメリカに来てプレーする中で、『あのとき彼らはこう感じていたのかな』と思うようになった」と菅野は語る。 今回は、かつて日本でともに戦った4人のMLB経験者に、菅野との思い出や、彼のボルチモアでの活躍についてコメントをもらった。
- テイラー・ヤングマン(MLB通算3年、投手、2018、2019年巨人に在籍)
- スコット・マシソン(MLB通算3年、投手、2012〜2019年巨人に在籍)
- ケーシー・マギー(MLB通算8年、内野手、2013年楽天、2017、2018年巨人に在籍)
- マイルズ・マイコラス(MLB通算10年、現役投手。2015〜2017年巨人に在籍)
オリオールズ、ハイド監督を電撃解任
今季15勝28敗と低迷するボルチモア・オリオールズは、ブランドン・ハイド監督(51)、捕手インストラクターのティム・コシンズ氏も同時に解任された。暫定監督には三塁コーチのトニー・マンソリーノ氏が就任する。 同チームには今季から菅野智之が在籍しているが、今季は開幕序盤から先発投手が相次いで怪我で離脱し、苦戦を強いられていた。 ハイド氏は2018年に監督に就任したが、それまで監督経験はなく、異例の抜擢となった。就任から数年は苦戦を強いられ、2018年から3シーズンは131勝253敗(勝率.341)と低迷したものの、ハイド氏は再建を一手に担い、2022年に83勝79敗、2023年にはア・リーグ最高の101勝61敗を記録し、2014年以来となるア・リーグ東地区優勝を果たし、ハイド氏はア・リーグ最優秀監督に選ばれた。2024年には91勝71敗と好成績でワイルドカード枠を獲得しているが、ポストシーズンは0勝5敗と振るわなかった。 ハイド氏はオリオールズでの在任期間では通算421勝492敗(勝率.461)で、監督としての勝利数は1954年以降ではアール・ウィーバー(1,480勝)、ショーウォルター(669勝)、ポール・リチャーズ(517勝)に次ぐ球団史上4位(1954年以降)だった。 解任はGMのマイク・エリアス氏主導で行われ、「この不振は私の責任だが、今は変化のとき」と、2024年3月に球団のオーナーに就任したルーベンスタイン氏は「「過去6年間、オリオールズとボルチモア市の両方に多大な利益をもたらしてくれた彼の多大な功績に心から感謝する。今後の彼の野球界での成功を願っている」と声明を出している。 ハイド氏は、パイレーツのデレク・シェルトン監督、ロッキーズのバド・ブラック監督に続き、解任された3人目の監督となる。オリオールズの監督がシーズン途中で解任されるのは、2010年のデーブ・トレンブリー監督以来となる。
オリオールズ5連敗、3年ぶりの借金10
木曜午後、ターゲット・フィールドのビジターロッカールームには沈黙が漂っていた。選手たちは静かに荷物をまとめ、アナハイムへの移動の準備を進めていた。 ロッカーに座ってスマホを見る者、目を伏せたままじっとしている者、黙々とユニフォームを着替えてバッグを閉じる者。一角ではベテラン組が輪になり、この日の苦しい一戦を振り返っていた。
ラッチマンと菅野、キャンプ中にゴルフで交流
フロリダ州サラソタ:大リーグで春季キャンプを行う菅野智之にとって捕手との関係はとても重要だ。35歳の日本人右腕はシーズン中にアドリー・ラッチマン捕手やゲイリー・サンチェス捕手と信頼関係を築く努力をしている。