公式には、メジャーリーグでノーヒットノーランが達成されてからすでに1年以上が経過している。
しかし非公式には(そして少し大胆な解釈を許してもらえるなら)ブレーブスの有望株3位ディディエ・フエンテスがそれを達成している。
フエンテスは2025年、20歳の誕生日からわずか3週間以内に、チーム事情によりブレーブスで4試合に先発登板したが、13回で20失点と大きく苦戦した。
しかし今春、その同じ投手はオリオールズ(3月7日)、ヤンキース(13日)、フィリーズ(18日)を相手に3試合に登板し、対戦した27人中26人を打ち取っている。残る1人は死球で出塁したが、その後盗塁死となった。なお、その死球を受けたオリオールズ傘下のコリン・イーマンは、フエンテスが今春最初に対戦した打者だったため、「27人中26人」ではなく、「26人連続でアウト」にしていることになる。
そして、18日のフィリーズ戦(3-2の勝利)ではさらにギアを上げた。4回をパーフェクトに抑え、対戦した12人のうち8人を三振に切った。今春3試合の通算成績は、9回で17三振、0安打、0四球と圧倒的だ。
これは、決してマイナーリーグからの昇格組や若手ばかりを相手にしていた訳ではない。先週のヤンキース戦では、トレント・グリシャム、コディ・ベリンジャー、ライアン・マクマーンといった打者たちから三振を奪った。
ヤンキース戦の後、ブレーブスの投手コーチであるジェレミー・ヘフナーは、右腕の大きな成長を称えた。この9カ月を経て、球種構成は大きく変わり、MLBパイプラインの評価も2025年の球団内12位から9ランク上昇した。
フエンテスは、2025年には務められなかった先発ローテーションの”穴埋め役”として、これ以上ない活躍を見せている。ブレーブスのローテーションは不確かなだけに、メジャーの舞台で開幕を迎えるかもしれない。
