外野手ベリンジャーの争奪戦が激化 3つの古巣球団が関心寄せる
外野手コディ・ベリンジャーの今オフ、多くの噂の対象となってきた。多くの憶測が飛び交った後、ついに入札合戦が始まるかも知れない。 今週、MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は、ベリンジャーがニューヨークに留まり、古巣ヤンキースもしくはメッツと契約するのが有力であること、そしてカブス、ドジャース、ジャイアンツも争奪戦に加わっていることを報じた。 4日(日本時間5日)には、同記者によって、カブスがベリンジャー争奪戦だけでなく、三塁手アレックス・ブレグマン、遊撃手ボー・ビシェットらにも興味を示していることが報じられた。また、同日にニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン記者が、ヤンキースがベリンジャーに対して2度目の正式オファーを行ったと報じた。
仙台大・佐藤幻瑛が米大学へ編入し、2027年MLBドラフトを目指す
右腕の佐藤幻瑛(げんえい)は、12月17日に21歳の誕生日を迎え、2026年の日本プロ野球(NPB)ドラフトで1位指名も狙える存在へと成長している。だが、本人が見据えているのは別の道だ。 球界関係者がMLB.comに明かした情報によると、仙台大学3年生の佐藤は2026年2月に米国の大学へ編入し、2027年7月のMLBドラフトにエントリーする意向を持っている。佐藤は今夏、米大学のNCAA(全米大学体育協会)の1部リーグ(ディビジョン1)の複数校から、編入の勧誘を受けていた。柏木農高(青森)では、ほぼ無名選手だったが、仙台大進学後に才能が開花。リーグ戦では、すでに複数球団のMLBスカウトが調査を続けている。佐藤本人も「世界のトップで競いたい」という希望があり、将来的にメジャーリーガーの夢を実現するため、米大学への編入へ気持ちが傾いた。 日本人選手がメジャーを目指すルートとしては異例だ。現在、多くの日本人選手は1990年代後半に導入されたポスティングシステムを通じてMLBへ移籍している。しかし、佐藤のようにNPB球団と契約していない選手は、その制度の対象外だ。そのため、近年は米国の大学野球を経由してMLBを目指すことを検討する選手が増えている。 先駆者が全くいないわけではないが、佐藤も新しい道を切り開こうとしている1人だ。NPBではなくNCAAを選んだ初の日本人高校生として話題になった佐々木麟太郎(20)は、スタンフォード大でまだ2年生だ(ソフトバンクが1位指名)。日本の大学からシアトル大に編入し、今春からジョージア大でプレー予定の二刀流選手石川ケニー(21)もいる(オリックスが6位指名)。 ベースボール・アメリカ誌の紹介によると、佐藤は身長6フィート(約183センチ)、体重180ポンド(約82キロ)と比較的細身ながら、すでに90マイル台後半(約156〜160キロ)の速球と、90マイル台前半(約148〜150キロ)のスプリットを投げている。球種にはスライダーも含まれるが、スカウトはまだそれほど多くを確認できていないという。 佐藤は2026年、サマーリーグでのプレーを検討中(サマーリーグとは、大学が夏季休暇で活動がない期間の実戦機会)。米大学に編入後は、2027年の大学春季リーグでのプレーが見込まれている。同年7月のドラフトでMLB球団からの指名を待つ予定だ。 今夏の日米大学野球選手権では、将来のドラフト1巡目指名候補が並ぶ米国代表打線を相手に登板。そこで佐藤は、MLBパイプラインのドラフト有望株ランキングで1位、ローチ・チョロウスキー(UCLA=カリフォルニア大学ロサンゼルス校)、同5位のドリュー・バーレス(ジョージア工科大)、同15位のA.J.グラシア(デューク大)から、三振を奪っている。 「彼は本物だよ」とチョロウスキーは佐藤の印象をベースボール・アメリカ誌に語っている。 「直球は97〜99マイル(約156〜160キロ)くらいで、スプリットは92マイル(約148キロ)。ストレートはホップ成分が多くて、スプリットも球速は速いのに、きちんと落差がある」と評している。 佐藤は現在、編入に向け事務的な手続きなどを進め、準備を進めている。 日本のドラ1候補から、MLBの1巡目指名を目指し海を渡る。
グラスナウがトレードの噂に言及、残留の可能性が高まる
今オフは例年以上に多くの先発投手がトレード候補になっており、今季ポストシーズンに出場したチームですら、一線級の先発投手を手放す可能性があることが報じられている。 ESPNのアルデン・ゴンザレスは、ウィンターミーティングを振り返る議論の中で、ドジャースがタリック・スクーバル(タイガース)をトレードで獲得するために必要な「天文学的な対価」の一部として、先発右腕タイラー・グラスナウを放出する可能性があることを伝えていた。
ブレーブスが外野手補強、ヤストレムスキーと2年契約
10日(日本時間11日)、ブレーブスはフリーエージェント(FA)の外野手マイク・ヤストレムスキーと2年2300万ドル(約34億5000万円)の契約を結んだことを発表した。 年俸は2026年が900万ドル(約13億5000万円)、2027年が1000万ドル(約15億円)。2028年は球団側に選択権のある年俸700万ドル(約10億5000万円)のオプションとなっており、オプション破棄の場合、バイアウト(契約解除料)として400万ドル(約6億円)が支払われる。 なお、ヤストレムスキー加入に伴い、ロースターの枠を空けるために、外野手マイケル・シアーニのDFA(=ロースターの40人枠から外す措置)が発表されている。
今永残留&メイトン獲得のカブス、今オフの残り3つの目標とは
カブスはオフシーズンが始まって以来、すでにいくつかの注目すべき動きを見せている。今永昇太がクオリファイングオファーを受諾して残留し、フリーエージェント(FA)の中継ぎ右腕フィル・メイトンを2年契約で獲得した。 しかし、2年連続のポストシーズン進出や、ライバルのブルワーズを打倒して短縮シーズン以外では2017年以来となる地区優勝を果たすためには、まだやるべきことが残っている。それを念頭に、ここでは今オフの残り期間での3つの目標について見ていこう。
壮絶な一戦 2025WS第7戦の名場面トップ10
【ドジャース5-4ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター、11月1日(日本時間11月2日) 11月1日夜に始まり、東部時間では11月2日の朝に終わった、ワールドシリーズ第7戦の激闘。言葉だけでその壮絶さを表すのはほとんど不可能だと思われるほどに、見応えの多い一戦だった。 勝負を決める本塁打、華麗な守備、緊迫の投球、さらには乱闘騒ぎまで。野球における、あらゆる要素が詰まっていた。 ここでは、そんな試合で最も重要だった場面、トップ10を振り返る。
ワールドシリーズ、ドジャースvsブルージェイズ、見どころ
ドジャースが、王座防衛の舞台に立つ。 ドジャースはナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)をスイープ(4連勝)し、球団史上23度目のワールドシリーズ(WS)進出を決めた。昨季のWSではヤンキースに4勝1敗で頂点に立っており、9度目の世界一、そして1998〜2000年のヤンキース(3連覇)以来となるWS連覇を狙う。 一方のブルージェイズは、マリナーズとのア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)を第7戦までもつれ込む激闘の末に制覇。シリーズは第1戦と第7戦の終盤にジョージ・スプリンガーが決定打を放つ劇的な展開で幕を開け、そして締めくくられた。
ブレグマンはオプトアウトを行使、FAになる見込み(関係者取材)
関係者がMLB.comのマーク・フェインサンド記者に語った情報よると、アレックス・ブレグマンは予想通りレッドソックスとの契約をオプトアウト(契約の途中破棄)する。 ブレグマンは来年3月で32歳。アストロズで9シーズンを過ごした後、今年2月に3年総額1億2000万ドル(約182億円)の契約を結んでおり、その1年目のシーズンだった。契約には、シーズン後に複数年契約の期間中でも途中で契約を破棄できる権利(オプトアウト)が付帯されていた。
【投票受付中】打撃No.1を決めるハンク・アーロン賞の候補者が発表
レギュラーシーズンで、もっとも優れた打者は誰だったのか? それを決めるのが「ハンク・アーロン賞」だ。ベーブ・ルースの通算本塁打記録をハンク・アーロンが破ってから25周年を記念して、1999年に創設された。受賞者は殿堂入り選手たちとファンの投票によって決定される。 現在も投票を受け付けており、締切は12日米東部時間午後11時59分(日本時間13日、13時59分)となっている。 受賞者は、11月13日(木)にラスベガスで開催される「MLBアワード」授賞式にて発表される予定だ。
2026年レギュラーシーズンの日程発表
26日(日本時間27日)、MLBは2026年レギュラーシーズンの試合日程を正式に発表した。 2026年シーズンは3月25日(同26日)にサンフランシスコのオラクルパークで行われるヤンキースvsジャイアンツのナイトゲームで開幕。この日は1試合だけの開催となる。翌26日(同27日)には14試合が開催され、全30球団がシーズン開幕を迎える。海外での公式戦を除く、伝統的な開幕戦としては史上最も早い日付となった。
オールスターの視聴者数はピーク時で810万人
あなたは15日の夜(日本時間16日の午前中)、オールスター・ゲームを見ていましたか? あなたがオールスター・ゲームを見ていた可能性は高い。なぜなら、「ニールセン」の調査によると、アトランタで行われたオールスター・ゲームを「FOX」のテレビ中継とストリーミングサービスの合計で平均720万人が視聴し、視聴者数はピーク時には810万人に達していたからだ。 これは14日(日本時間15日)に行われたホームラン・ダービーに続く高数値であり、「ESPN」によると、今年のホームラン・ダービーは平均570万人、ピーク時には630万人が視聴し、前年比で5%増加したという。テレビ視聴率の観点から言えば、プロスポーツにおける最も人気の高いオールスター・イベントとなった。 過去の試合と比較しても、今年の第95回オールスター・ゲームには多くの見どころがあった。先日通算3000奪三振を達成したクレイトン・カーショウ(ドジャース)へのトリビュートから始まり、アメリカン・リーグの6点ビハインドからの追い上げ、そして史上初の「スイングオフ」によるタイブレークが行われ、3スイングで3本塁打を放ったカイル・シュワーバー(フィリーズ)がナショナル・リーグを勝利に導いた。
MLB史上初めて日本人4投手が同日先発
7月12日(日本時間13日)、史上初めて4人の日本人投手ーー小笠原慎之介(ナショナルズ)、大谷翔平(ドジャース)、菊池雄星(エンゼルス)、そしてダルビッシュ有(パドレス)ーーが同日先発を果たした。
ラングフォード、ハードル走(!?)で一塁到達
<レイズ5-4レンジャーズ> レンジャーズの若手外野手ワイアット・ラングフォードが、陸上競技のハードル選手ばりの華麗な跳躍で一塁に到達する離れ業を披露した。 メジャーリーグ公式ルールブック第5.09(b)項では、「走者がタッチを避けるためにベースラインから3フィート(約0.9メートル)以上外れるとアウトになる」とあり、タッチを避けるために大回りするのはルール違反になる。しかし「飛び越えること」は禁じられていない。 ラングフォードのプレーはまさにその『抜け穴』を突いた離れ業だった。
今週の注目カード5選
開幕から2カ月が経過し、シーズン全体の輪郭が少しずつ見え始める時期になってきた。予想通りの成績を(良くも悪くも)残しているチーム、予想外の成績を(良くも悪くも)残しているチーム。各球団の明暗が分かれつつある中で、昨季の優勝決定シリーズの再戦カードから、今季MLBで最も調子の良い2チーム同士の対戦まで、今週も注目のシリーズが目白押しだ。