今週の注目カード5選

June 2nd, 2025

開幕から2カ月が経過し、シーズン全体の輪郭が少しずつ見え始める時期になってきた。予想通りの成績を(良くも悪くも)残しているチーム、予想外の成績を(良くも悪くも)残しているチーム。各球団の明暗が分かれつつある中で、昨季の優勝決定シリーズの再戦カードから、今季MLBで最も調子の良い2チーム同士の対戦まで、今週も注目のシリーズが目白押しだ。

ドジャース vs メッツ(4連戦・月〜木)

前回カード(5/23〜5/25)から2週間経たないうちに再びまみえることになった両者。13日間で7試合というこのスケジュールは昨年のナ・リーグ優勝決定シリーズを彷彿とさせる。

5月の対戦ではメッツが2勝1敗で勝ち越したが、昨季はドジャースが4勝2敗で勝ち越しており実力は伯仲。そのライバル関係はもちろんだが、両チームとも地区首位でありながら、下位チームに迫られつつあり、緊張感のあるシリーズになりそうだ。

注目選手:フレディ・フリーマン(ドジャース)

15年目を迎えたベテランは5月に打率.410、OPS 1.100という驚異的な成績を残した。スター選手がひしめくチームの中でも、その存在感は際立っている。

ジャイアンツ vs パドレス(4連戦・月〜木)

ドジャースを追いかける2チームは4月に一度対戦しており、その時はパドレスが2戦2勝で見事スイープに成功。昨季も7勝6敗で勝ち越している。

月曜日の試合前の時点で、パドレスが首位に2ゲーム差、ジャイアンツがそれに1ゲーム差と、非常に拮抗した上位争いとなっている。両チームにとって地区の勢力図を塗り替える重要な4試合だ。

注目選手:マニー・マチャド(パドレス)エリオット・ラモス(ジャイアンツ)

マチャドは打率.340、OPS .954、4本塁打、12打点、ラモスは.347、OPS 1.007、6本塁打、18打点とそれぞれ5月は素晴らしい成績を残した。2人の活躍が直接対決の鍵になりそうだ。

カージナルス vs ロイヤルズ(3連戦・火〜木)

ともにミズーリ州に位置する両球団は、5月のライバルウィークエンドで対戦。その時はカージナルスが2勝1敗で勝ち越しに成功し、ロイヤルズ打線をわずか5得点に封じ込めた。

下馬評の低かったカージナルスだが、5月に入ってからは快進撃。5月4〜12日にかけて9連勝を記録し、最終的に19勝8敗でMLBトップの月間成績を残した。現在は首位カブスを射程圏に捉えており、このシリーズでもう一段階ギアを上げたい。

注目選手:ジャック・カグリオーン(ロイヤルズ)

ロイヤルズのトップ有望株が、ついにメジャー昇格。全体6位で指名された若武者は、マイナーリーグ通算49試合で打率.323、出塁率.391、長打率.600、15本塁打、56打点の好成績。この男のデビューを見逃してはならない。

ヤンキース vs レッドソックス(3連戦・金〜日)

昨年はヤンキースが13試合中7試合を制したが、2023年はレッドソックスが13試合のうち9試合に勝利。2020年以降シリーズの勝ち越しを交互に繰り返し、実力伯仲だった両者だが、今回は明暗が分かれた状態での対戦となる。

ヤンキースはドジャースとのシリーズでややつまずいたとはいえ、依然として2位に5.5ゲーム差をつけ、ア・リーグ東地区首位を快走。一方のレッドソックスは、好調だった4月から一転、5月は11勝17敗と失速した。

注目選手:ラファエル・ディバース(レッドソックス)

主砲アレックス・ブレグマンの離脱によって、さらに高まる期待に応える活躍。5月は打率.356、出塁率.468、長打率.606、7本塁打、33打点と孤軍奮闘ぶりが光る。

タイガース vs カブス(3連戦・金〜日)

ドジャースでもヤンキースでもメッツでもない、今季ベストチーム同士の戦いと言われるこのマッチアップ。直近3度の対戦(2021・2023・2024年)はすべてカブスが2勝1敗で勝ち越しているが、今季のこのカードは一味違うものになるだろう。

月曜日試合終了時点でタイガースは41勝21敗、カブスは37勝22敗。どちらもそれぞれのリーグで首位の座をしっかりとキープしている。

注目選手:マット・ショウ(カブス)

カブスの有望株は、5月中旬の再昇格後に覚醒。それまでの打率.172、出塁率.294、長打率.241から一転、メジャー復帰後の11試合で打率.359(39打数14安打)、5二塁打、4打点、5盗塁を記録している。