ロイヤルズ、期待の若手カグリオーンがメジャー昇格

二刀流は封印し、当面は打者に専念

June 2nd, 2025

ロイヤルズは期待の若手スラッガー、ジャック・カグリオーンのメジャー昇格を発表した。2024年ドラフト全体6位指名からわずか1年足らずでの昇格で、火曜日のカージナルス戦でメジャーデビューする見込みだ。

フロリダ大学時代は左腕投手としても活躍し、『大谷翔平二世』としても期待されていた。ロイヤルズは二刀流の可能性も模索したが、現時点では打撃力に専念させる方針だ。

今季ダブルAからスタートした22歳のカグリオーンは、4月末にトリプルAへ昇格し、計50試合で打率.322、15本塁打、56打点と圧倒的な成績を残している。特にトリプルAではわずか12試合で15安打、6本塁打、打率.319、長打率 .723、OPS1.093と圧倒的な数字を叩き出していた。

ロイヤルズは春季キャンプでは打撃を高く評価し、一塁の守備に専念させる予定だったが、チーム事情から方針を変えて右翼へコンバート。短期間で右翼手として大きく成長したことも今回の昇格につながった。カグリオーンの昇格に伴い、外野手のダイロン・ブランコがマイナーに降格する。

チームは今季、1試合平均わずか3.3得点と深刻な得点力不足に苦しんでいる。首脳陣は「若い打者に必要な経験を積ませつつも、打線強化の即戦力として期待している」と語る。

中軸打者として長打が期待される一方で、ボール球へのチェイス率の高さが懸念になる。メジャーの投手や球種にどれだけ対応できるかも注目される。

将来性を高く買われ、ボビー・ウィットJr.以来の『超大型昇格』として球団ファンの期待を一身に背負う。今後の活躍次第では、チームの得点力向上と共に、ロイヤルズ再建の大きな鍵を握る存在になるだろう。