ベースボールは「アメリカの国民的娯楽」と呼ばれる。日本でも日常生活のあらゆる場面で欠かせない文化の一部だ。
その象徴が、2025年MLBのシーズン開幕戦として今年3月に行われた、カブスとドジャースによる東京シリーズだ。そして、その舞台を彩った、日本人スーパースターの大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、今永昇太、鈴木誠也が揃った2試合と日本全国に広がる野球の影響力を題材とした新たなドキュメンタリー作品が、間もなく劇場公開される。
『Homecoming: The Tokyo Series』(ホームカミング:東京シリーズ)は、カルチャーとグローバルスポーツが交差する瞬間を描き、野球がいかに国境を越えて人々を結びつけるかを浮き彫りにする。制作はSupper Club、MLB Studiosの協力で進められ、Fathom Entertainmentの配給で、2月23日と24日に劇場公開される。
「われわれは、ワークショップ、地域の球場、そして家庭など、野球というゲームが息づいている場所にまで焦点を当てた」と、エミー賞受賞フィルムメーカーでもあるジェイソン・スターマン監督は語る。
「東京シリーズは、野球がこの国のアイデンティティとして、どのように位置づけられているのかを非常にクリアに見せてくれた」
このヴェリテ・スタイル(演出やナレーションを排し、ありのままを映す)のドキュメンタリーは同時に、日本がアメリカ発祥のこの競技をどのように自国の価値観や儀礼、そして仕事観や精神性と結びつけてきたのかも映し出す。東京シリーズの進行とともに、試合を取り巻く空気感や感情と一人ひとりの物語が交錯し、野球が真のグローバルスポーツであることを浮かび上がらせる構成となっている。
「メジャーリーグベースボールは、今も世界中に広がり続けている」と語るのは、MLB副コミッショナー(ビジネス&メディア担当)のノア・ガーデンだ。
「2025年シーズンは、5人の日本出身メジャーリーガーがただのスポーツを超えたアイコンとして母国に戻るところから、華々しく幕を開けた。そして、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、そしてドジャースがワールドシリーズを制し、世界的にも記録的な視聴数でシーズンの幕を閉じたのだ」
「アメリカの国民的娯楽がいかにして世界のゲームへと進化したのかを、この作品を通じて示す素晴らしい機会だった。世界中のファンに、この映画を観てもらえることを非常に楽しみにしている」
