ワールドシリーズ(WS)連覇の余韻に浸る間もなく、ドジャースは早くも次の戦いに向けて動き出した。11月まで戦ったチームにとって、オフはあっという間だ。WS3連覇の目標を掲げるチームに、休む時間はほとんどない。
WS優勝パレード後、フレディ・フリーマンが語った言葉がすべてを物語っていた。「2024年の仕事は終わった。2025年もやり遂げた。2026年は、もう始まっている」
ここでは、ドジャースのオフシーズンの注目ポイントをまとめる。
■主な日程
- 11月10〜12日:GM会議(ラスベガス)
- 11月18日:ルール5ドラフトから選手を保護するための40人枠登録期限(太平洋時間午後3時)
- 11月21日:ノンテンダー期限(太平洋時間午後5時)
- 12月8〜10日:ウインターミーティング(フロリダ州オーランド)
※9日にMLBドラフト・ロッタリー、10日にルール5ドラフト実施 - 12月15日:2025年国際FA契約期間終了
- 1月8日:年俸調停対象選手との年俸提示交換日
- 1月15日:新たな国際FA契約期間開始
■ FAとなる選手
マイケル・コンフォート(外野手)、アンドリュー・ヒーニー(左腕)、キケ・ヘルナンデス(内野手/外野手)、クレイトン・カーショー(左腕、※引退発表済み)、マイケル・コペック(右腕)、ミゲル・ロハス(内野手)、カービー・イェーツ(右腕)。
6日の期限までに、いずれの選手にもクオリファイングオファーは提示されなかった。
■ 契約オプションの行使
マックス・マンシー(1000万ドル=約15億円)とアレックス・ベシア(355万ドル=約5.3億円)のクラブオプションを行使。両選手は2026年もチームに残る見込みだ。
■ ノンテンダー候補
年俸調停を経て大幅昇給が見込まれるが、パフォーマンスがそれに見合わないと判断された選手が該当する。ドジャースの40人枠で調停対象となるのは、アンソニー・バンダ(左腕)、アレックス・コール(外野手)、ブルスダー・グラテロル(右腕)、エバン・フィリップス(右腕)、ベン・ロートベット(捕手)、ブロック・スチュワート(右腕)の6人。
開幕に間に合わない見込みのフィリップスとスチュワートは候補と見られる。また、ロートベットはマイナーオプションを使い切っており、ダルトン・ラッシングを第2捕手として起用する場合、放出の可能性もある。
■ ルール5ドラフトを回避するための40人枠追加
18歳以下で入団した選手は5年以内、19歳以上で入団した選手は4年以内に40人枠入りしなければ、ルール5ドラフトの対象となる。ドジャースでは有望株のノア・ミラー(遊撃手、球団内25位)が該当する。チームは6日、外野手ライアン・ウォードと左腕ロビンソン・オルティスの2人を40人枠に追加。昨年は無名に近かったが、今季ブルペンの主力として大きく飛躍した左腕ジャック・ドライヤーを保護した。
■ 補強ポイントとFA市場での動き
今季、ブルペンの不安定さに悩まされたドジャースは、リリーフ陣の強化が優先事項となりそうだ。2025年に負傷で離脱していた投手の多くが来春の復帰を見込んでおり、先発から救援へ配置転換される選手も出る可能性がある。
外野陣も再編の余地がある。テオスカー・ヘルナンデスは成績が下降し、アンディ・パヘスも波があった。トミー・エドマンは足首の負傷で中堅守備を維持できず、アレックス・コールも出場機会が限られた。これまでの大型補強を考慮しても、球団はFA市場で積極的に動けるだけの資金力を持っている。ただし、40人枠の余裕を考えると、トレードによる補強も有力な選択肢となりそうだ。
■ トレードの可能性がある選手
ドジャースはメジャーと3Aの間に豊富な投手層を抱えている。今季は負傷者続出の影響で多くの投手を起用したが、それでもメジャー即戦力級の投手は他球団にとって魅力的なトレード要員となる。また、外野の有望株も多く在籍しており、メジャー昇格まであと数年の選手が複数いる。トレード戦略において、こうした層の厚さがドジャースの強みとなりそうだ。
