ドジャースは連覇へ向けた重要な第一歩を刻み、13年連続でポストシーズン進出を決めた。
レギュラーシーズン最終盤、注目すべきストーリーは少なくない。例えば、ドジャースはナ・リーグ西地区の首位を守り切れるのか。ワールドシリーズへの道筋はどうなるのか。不安定なリリーフ投手陣をどう編成するのか。
ポストシーズンの登録選手はどうなる?
以下は26人のベンチ入り登録メンバーの予想(負傷や最終週の成績により変更の可能性あり)。
今回はワイルドカード・シリーズ(9月30日開幕、3回戦制)を想定。
先発投手は3人で足りるため、タイラー・グラスナウは外している。勝ち上がれば、地区シリーズ(10月4日開幕、5回戦制)の第2戦までに先発する見込みだ。
捕手(3人):ベン・ロートベット、ドルトン・ラッシング
一塁手(1人):フレディ・フリーマン
二塁手(1人):ミゲル・ロハス
遊撃手(1人):ムーキー・ベッツ
三塁手(1人):マックス・マンシー
外野手(4人):テオスカー・ヘルナンデス、アンディ・パヘス、アレックス・コール、マイケル・コンフォート
ユーティリティ(3人):トミー・エドマン、キケ・ヘルナンデス、キム・ヘソン
二刀流(1人):大谷翔平
先発(2人):山本由伸、ブレイク・スネル
リリーフ(10人):アンソニー・バンダ、ベン・カスパリアス、ジャック・ドライヤー、エドガルド・エンリケス、クレイトン・カーショウ、佐々木朗希、タナー・スコット、エメット・シーアン、ブレイク・トライネン、アレックス・ベシア
ポストシーズンはワイルドカード・シリーズから?
ドジャースは依然としてナ・リーグ西地区の優勝を狙っている。23 日の試合終了時点で2位のパドレスに1.5ゲーム差をつけ、レギュラーシーズンの直接対戦も13試合で9勝とリードしており、タイブレーク(同率で並んだ場合は、直接対決で勝ち越したチームを上位とするルール)でも優位だ。
また、ブルワーズとフィリーズがワイルドカード・シリーズ(9月30日〜3回戦制)免除を確定させているため、ドジャースは地区優勝の有無にかかわらず、ワイルドカード・シリーズを戦うことになる。
ポストシーズンはいつ開幕?
ナ・リーグのワイルドカード・シリーズは9月30日(日本時間10月1日)に開幕。
地区シリーズは10月4日(同5日)に始まる。
想定される第1ラウンド(ワイルドカード・シリーズ)の対戦相手は?
ドジャースがナ・リーグ西地区を制した場合、ワイルドカード・シリーズは本拠地ドジャースタジアムで開催する。
対戦相手は第6シード。現時点ではメッツで、レギュラーシーズンの対戦成績は3勝4敗だ。最終ワイルドカード枠はメッツ、ダイヤモンドバックス、レッズが争っている。
一方でパドレスが逆転で地区優勝した場合、ドジャースは敵地でワイルドカード・シリーズを戦うことになる。その場合の相手はカブスとなる公算が大きく、こちらもレギュラーシーズンは3勝4敗だ。
ポストシーズンの先発ローテはどうなる? ワイルドカード・シリーズの先発は?
ポストシーズン先発ローテは、山本由伸、ブレイク・スネル、大谷翔平、タイラー・グラスナウの4人が有力だ。レギュラーシーズン最終週で変更がなければ、ワイルドカード・シリーズは大谷→スネル→山本の順で先発する見込みだ。
大谷は先発投手、DH以外の役割で起用される可能性は?
ポストシーズンのどこかで大谷をリリーフ起用する案が取り沙汰されており、可能性はある。いわゆる「大谷ルール」が先発と救援で運用が同じではないことから、必要に応じて外野で起用する案も話題にはなっているが、実現する可能性は低そうだ。
現時点では大谷を先発投手として起用する構想だが、状況が整えばリリーフ登板の余地も残している。
負傷者の復帰見通しは?
ウィル・スミスはポストシーズン開幕に間に合うか不透明だ。右手の追加検査で骨折が判明したためだ。球団はポストシーズンのどこかでの復帰に望みをつないでおり、スミスが復帰間近でまだ万全でない場合は、捕手3人体制も検討している。
右腕ブロック・スチュワート(右肩の炎症)は遠征に合流。出場選手登録できるか、状態を見極める。
右腕マイケル・コペック(右膝の炎症)はレギュラーシーズン終了まで欠場の見込みだが、ポストシーズンでの復帰に期待をかけている。右腕救援のカービー・イェーツ(右太ももの肉離れ)も同様だ。
一方、右肩関節唇の手術からリハビリ中のブルスダー・グラテロルは、当初は復帰の可能性を残していたものの、アンドリュー・フリードマン編成本部長によれば今季中の復帰見込みはない。
ロースターで争いが起きそうな枠は?
リリーフ投手陣はポジション別で当確が最も少ない。勝ちパターンの投手陣が不安定で、ロバーツ監督は同点や僅差の場面で信頼できる投手を探している。ブロック・スチュワート、佐々木朗希に加え、カイル・ハートやウィル・クラインが食い込む余地がある。9月に3Aに降格するまでシーズンを通してメジャー登録だった新人右腕ベン・カスパリアスも選択肢だ。
ベンチ要員は5人から、3人を選ぶ必要がある。ウィル・スミスがポストシーズン開幕に間に合う場合、ベン・ロートベット、ドルトン・ラッシング、マイケル・コンフォート、アレックス・コール、キム・ヘソンから最大3人を選抜する。
キムは代走と守備固めで価値が高い。控え捕手は、調子優先でラッシングよりロートベットを残す判断もある。一方で、ワイルドカード・シリーズは投手枠を1枚減らし、捕手3人体制で臨む選択肢もある。
コールとコンフォートのどちらを選ぶか。現状では外野の3ポジションすべてを守れるユーティリティ性を評価して、コールが選ばれるだろう。
スミスが負傷離脱なら、捕手のプランは?
スミスはポストシーズン開幕に間に合う望みを捨てていないが、負傷者リスト入り以降はまだ投げても打ってもいない。先発投手陣と好結果を出している流れを踏まえ、スミスが戻るまではロートベットが正捕手を務め、ラッシングが控えに回る見込みだ。
