キャンプインが近づき、ドジャースの各ポジションの現状を整理する。
ドジャースの外野陣は2025年に期待外れの成績に終わり、そのためオフの明らかな補強ポイントだった。1月中旬までは、球団がどのように編成するか不透明だったが、ドジャースは市場最大のフリーエージェント(FA)、カイル・タッカーを獲得した。
タッカーの契約によりドジャースの計画は明確になったが、選手層と展望は依然として興味深い要素だ。2026年のドジャースの外野陣を分析する。
スタメン外野手:左翼テオスカー・ヘルナンデス、中堅アンディ・パヘス、右翼カイル・タッカー
4年2億4000万ドル(約372億円)の契約後、タッカーには2022年にゴールドグラブ賞を受賞した右翼のレギュラーを任せる方針を決めた。ヘルナンデスは左翼へ回る。
タッカーは2022年シーズン以降、守備面でわずかに衰えが見られ、2025年のOAA(平均的野手と比べてどれだけアウトを取ったかを示す指標)はマイナス2だった。しかし、タッカーは依然として右翼の守備においてヘルナンデスを上回る。ヘルナンデスの昨季のOAAマイナス9は、規定守備イニングに達した右翼手の中でワースト4位だった。
パヘスは、昨季守備面で大きな進歩を遂げた中堅に留まる。送球の平均球速94.4マイル(約151.9キロ)を記録し、規定以上の選手の中で上位2%にランクしたパヘスの肩の強さは、ドジャースがタッカーと契約していなければ右翼でさらに生きた可能性もあるが、中堅でもそれを生かす機会は十分に得られるはずだ。
控え:トミー・エドマン、アレックス・コール、ライアン・ワード、マイケル・シアニ
エドマンも中堅の先発候補だが、現在のロースター構成を考慮すると、チームがベストメンバーの時は二塁を守る可能性が高い。オフシーズンの序盤に右足首の手術を受けたため、開幕メンバー入りは不透明な状態だ。昨季は内野よりも外野の守備がエドマンの足首に負担をかけたが、クリーニング手術を受けたことで今後は両ポジションをこなせるようになることを期待している。
アレックス・コールとライアン・ワードは、コーナー外野手の選択肢となる。コールは昨季のトレード期限前にナショナルズから加入。ドジャースでは38試合に出場し、打率.247、OPS .717を記録した。パシフィック・コーストリーグ(マイナー3A)のMVPに選出され、メジャー40人枠入りしたワードは、いまだにメジャーデビューを果たしていない。
ドジャースは、タッカーを40人枠に加えるための付随する措置としてDFA(メジャー40人枠を外す措置)としたマイケル・シアニを3日、ヤンキースのウェーバー公示を経て再び獲得した。シアニは、パヘスやエドマンに次ぐ、手薄な中堅の層を厚くする存在だ。キム・ヘソンも外野の経験がわずかにあるが、内野を守る可能性が非常に高い。
メジャー40人枠外
昨季終了後にFAとなったファンの人気者、キケ・ヘルナンデスがドジャースに復帰しても驚きはない。ヘルナンデスはポストシーズンで主に左翼を守り、内野の層も厚くする。ドジャースは関心を公言しているが、ヘルナンデスは左肘の手術からの回復過程にあり、開幕に間に合わない見込み。スプリングトレーニング開始時に60日間の負傷者リスト枠が空くまで契約は成立しない可能性が高い。
次にマイナー組織について。MLBパイプラインの開幕前トップ100プロスペクト一覧に名を連ねる5人のドジャース若手有望株のうち、4人が外野手だ。ホスエ・デ・ポーラ(15位)、ザイアー・ホープ(27位)、エドゥアルド・キンテロ(30位)、マイク・シロータ(60位)らが昇格候補としてスタンバイする。今季終了までにデ・ポーラとホープがメジャー昇格する可能性はあるが、ジェームズ・ティブス3世やザック・エハードのように育成が進んでいる外野手プロスペクトの方が、早期に昇格する可能性がある。
