大谷翔平(31)は、ジョージ・スプリンガー(36)への初球にストライクゾーンの下に外れるシンカーを投じた。二刀流スターの手が帽子の後ろにいくと、それと同調するように、ホームプレートの後方で捕手のウィル・スミス(31)が頭を叩き、投球に対してチャレンジを要求した。
これにより、8日(日本時間9日)にトロントで行われたシリーズ最終戦で最初のABS(自動ボール・ストライク判定システム)のチャレンジが始まった。ドジャースの投手が投じた正真正銘の第1球での出来事だった。球審のダン・ベリーによる当初のボールという判定が正しく、スコアボードのグラフィックには、投球がストライクゾーンから1.9インチ(約4.8センチ)外れていたことが示された。
ABSチャレンジ・システムが導入されて以降、試合の初球がチャレンジの対象となったのはこれが初めてのことだった。
判定の結果、カウントが1ボール0ストライクとなった後、大谷はカウントを立て直したが、2ボール2ストライクから投じたフォーシームをスプリンガーに捉えられ、先頭打者に安打を許した。続くバーショの内野ゴロでスプリンガーはアウトとなり、さらにゲレーロJr.にも安打を許したものの、大谷はブルージェイズを無失点に抑えて一回を終えた。
8日(日本時間9日)は、大谷とスミスの双方が頭を叩く動作をしたが、ボックススコアにはスミスがチャレンジを行った選手として記録された。
大谷がこれまでに行ったABSチャレンジは、打者としての1度のみだ。3日(日本時間4日)、ナショナルズパークでのナショナルズ戦で、左腕ケン・ウォルディチャック(28)を相手に判定を覆すことができなかった。8日(日本時間9日)を前に、スミスは期待値に対して判定を覆した回数が2.8回で捕手全体で上位9位に入っており、13回のチャレンジのうち9回、成功している。
