ドジャース、ナックとサウアーの2投手がマーリンズ戦で活躍

疲弊するブルペンの救世主に

May 8th, 2025

ドジャースの中継ぎ投手たちは開幕から1ヵ月ほど、連日、多くのイニング数を担ってきた。マイアミでのマーリンズ第3戦中には、右腕のエバン・フィリップスが15日間の故障者リスト入りが発表され、さらに厳しい状況に追い込まれた。

フィリップスは昨年のワールドシリーズ前に痛めた右肩腱板損傷のリハビリが遅れ、今季は故障者リスト(IL)で開幕スタート。4月19日に復帰以降、7試合で5回2/3を投げ、無失点をマークしていた。

フィリップスは投球中の痛みはないものの、登板間の回復が思うように進まないと説明し、ロバーツ監督も今回の離脱はあくまでも予防措置と強調し、15日間の離脱期間後の復帰を見込む。

「投球自体は調子が良かったのでちょっと残念。ただ投球後の回復が思わしくなく、重さを感じる。行けと言われれば投げられる状態だが、まだ5月上旬なので、慎重に見ていこうと判断した」

フィリップスは右腕を触りながらそう説明した。

ドジャースは投手陣の相次ぐケガに見舞われている。

開幕時にローテーションを守っていたブレイク・スネルとタイラー・グラスノウの離脱により、先発投手は4人とブルペン投手で休みなしの10連戦を戦うことを余儀なくされている。

中継ぎ投手勢はリーグ最多の161イニングに登板。特にイエーツ、ベシア、スコット、ガルシアの4投手は開幕から36試合のうち少なくとも半数に登板するなど、大きな負担がかかっている。

中継ぎ勢が疲弊する中、マイアミでの最終戦では、ナックが6回途中まで無失点に、トリプルAから呼び戻された2番手サウアーが自責点1でマーリンズを抑える活躍でチームを救った。

サウアーは先週、本拠地でのマーリンズ戦で5イニングの救援登板でメジャー初勝利を挙げたが、今日のマーリンズ戦では六回無死一、二塁の場面を無失点で切り抜け、メジャー初セーブを記録した。

「ランドンは素晴らしかった。試合前日にマイアミに到着し、対戦相手についてもしっかり準備してマウンドに臨んだ。サウアーもストライクゾーンを攻め、勝ちにつながる投球をしてくれた」とロバーツ監督は2投手を称えた。

西地区ライバルのダイヤモンドバックスとの4連戦を前にリリーフ陣の温存にも大きく貢献した。

「二人のおかげで(中継ぎ起用に関して)少し気持ちが楽になった。中継ぎ陣を今日休ませることができたので、ダイヤモンドバックス戦に向けて準備できた」

「無死一、二塁の場面で無失点に抑えてくれて本当に感謝している。夜遅くの飛行機でマイアミに到着し、すぐに登板してあれだけの投球をできるのは本当にすごい」とナックはサウアーのタフさに舌を巻く。

前日は6投手を注ぎ込みながらも延長の末にサヨナラ負けを喫し、今日の試合前はフィリップスの故障者リスト入りが発表されるなどブルペンに大きな不安があったが、ナックとサウアーが救世主となった。

「100パーセント完璧な結果になった」とロバーツ監督は安堵の表情で語った。