WSの熱戦が生んだ絆 ドジャースファン、トロントの小児病院に支援

November 7th, 2025

今年のワールドシリーズではドジャースとブルージェイズの対戦が白熱したが、熾烈な戦いはファン同士の敬意と善意につながった。ロサンゼルス・ドジャースがブルージェイズを破り連覇を果たした後、ドジャースファンからトロントの小児病院「SickKids」への寄付が約3万ドル集まった。

同病院によると、寄付は米国在住の400人以上のドナーから届き、すべてにブルージェイズや野球に関するメッセージが添えられていた。また、そのうち20人は毎月の寄付にも登録している。

寄付者の一人、ヘレン・カンバーバッチ氏は「ドジャースの勝利はうれしかったが、人生で何度もスポーツで心を痛めた経験がある。ブルージェイズとそのファンにとっては大きな敗北だったことも理解できる。これが恒例になればいいと思う」と語った。

ドジャースのRedditページでは、第7戦勝利直後に寄付の呼びかけが行われた。これは、ブルージェイズファンが以前シアトルの小児病院に寄付したことがきっかけだった。コメントには、ワールドシリーズ中にブルージェイズのリリーフ投手が左腕アレックス・ベシアのために帽子に「51」を付けて戦ったことにちなみ、51ドル寄付するという呼びかけも見られた。