大谷、敬遠でも決勝点演出 「バットを振らせない」選択裏目に

June 3rd, 2026

ドジャース6−5ダイヤモンドバックス】フェニックス/チェイスフィールド 6月3日(日本時間4日)

ダイヤモンドバックスは、大谷翔平と「勝負しない」選択をした。しかし、その判断は裏目に出た。

七回1死三塁の場面で、相手ベンチは大谷との勝負を避け、申告敬遠を選択した。大谷が敬遠されるのは珍しいことではないが、申告敬遠は実に26試合ぶりだった。

主砲は開幕直後こそ打撃不振に苦しんだが、徐々に本来の状態を取り戻し、再び「最も危険な打者」として相手から警戒されている。

この日も大谷は初回に二塁打、三回には2点適時三塁打を放つなど躍動。七回はバットを振る機会がなかったが、一塁に歩かされたあと、ムーキー・ベッツの適時打で生還。結果的にはこれが決勝点となった。

大谷はバットを振らなくても相手にダメージを与える。ダイヤモンドバックスの敬遠策は、あらためてその存在感の大きさを示すものとなった。

大谷翔平を申告敬遠で封じても、その後ろには仕事を果たせる打者が並ぶ。それが今のドジャース打線だ。

シリーズ初戦は攻撃が沈黙して敗北を喫したが、2戦目は序盤から打線が活気づいた。大谷は初回、右方向へ二塁打を放って出塁すると、続くフレディ・フリーマンの今季9号で先制のホームを踏んだ。

さらに二回には、ドルトン・ラッシングとアレックス・フリーランドの連打でチャンスを作ると、大谷が再び右方向へ鋭い打球を放ち2人をかえす適時打。続いて二塁打を三塁打に伸ばし、今季2本目の三塁打も記録した。

17番は試合を通じて存在感を見せたが、数字に着目すると、5月12日以降(打撃の再調整期間を挟んだ以降)は69打数29安打で打率.420、そのうち13本が長打と圧巻の成績を残している。一方で、その前の38試合では146打数34安打の打率.233、長打も13本にとどまっていた。

打撃不振から復活した大谷を中心に、周囲も連動して打線が機能する。仮に大谷を歩かせても、その先に得点力のある打者が控えている限り、相手に逃げ道はない。