ドジャース、重圧が勝負どころでの好プレーを引き出す

August 27th, 2025

ドジャース6−3レッズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、8月26日(日本時間27日)

先週、打線の安定感を欠いた打線にデーブ・ロバーツ監督は「一人で背負い込みすぎるのではなく、チームとしての打席を積み重ねる必要がある」と強調していた。

その姿勢が表れたのが26日のドジャースタジアムだった。六回に一挙4得点を挙げ、レッズに6−3で勝利してシリーズ勝ち越しを決めた。3連勝。6月29日から7月3日にかけて4連勝して以来の4連勝を狙う。2位に今季最大となる9ゲーム差をつけた勝利だった。

接戦が続き、ドジャースは地区でパドレスに1ゲーム差をつけて首位に立っている。今は最高の野球をしなければならない時期であり、ここ数試合はその方向へ進む大きな一歩となった。

「選手たちが本来持っている力を発揮してプレーする姿を見るのは本当に楽しい。エネルギーを持って戦い抜こうとする意識、その点が素晴らしいと思っている」

試合後、ロバーツ監督はそう語った。

クレイトン・カーショーは5イニングを力投。「序盤からベストの球ではなかった」と振り返ったが、それでも6三振、無四球に抑えた。初回に2安打で1点を失ったものの、その後は14打者連続アウトを奪った。

「ウィル(スミス)がリードしてくれて、どの場面で違う球を使うか、必要なだけ速球を交えるかを的確に判断してくれた」とカーショーは称賛。
「五回まではうまくいった。もっと長くもったかどうかは分からないけれど、少なくとも五回まではしっかり投げられた」

ベテラン左腕が1点リードを守って降板すると、すぐにチームが試合を大きく動かした。

スミスが六回の攻撃を16号ソロで口火を切った。正捕手としてチームで最も安定した打者の一人だが、苦しんでいた。試合前時点で、8月4日以降は打率.132、OPS.481だった。

「ここ2週間ほどは少し調子を崩していて、打てる球を逃していた。でもあのスイングは本当に良かった。これをきっかけに立て直してほしいね。彼は今も必死に取り組み、スイングの修正点を探っているところだ」

指揮官はスミスの打撃を評価した。

本塁打のあと、ドジャース打線は勢いづいた。アンディ・パヘスが1死から二塁打を放ち、レッズ先発ニック・マルティネスをマウンドから引きずり下ろした。左腕ブレント・スーターが救援登板し、代打アレックス・コールを打ち取ったものの、スーターが奪ったアウトはそれだけだった。

負傷者リスト(IL)から25日に復帰して最初の出場となったキケ・ヘルナンデスは、この日2本目の安打となる単打を放った。続く代打ミゲル・ロハスはフェンス手前への大飛球を放ち、中堅を守ってメジャー初先発となったノエルビ・マルテが捕球できず、打球は二塁打となった。この一打でコールとヘルナンデスが生還。さらにロハス自身も、続く大谷翔平が右翼へタイムリーを放ちホームインした。

ただ、このビッグイニングで唯一の誤算は、コールが走塁中に腰の下部に違和感を覚えたことだった。そのためロバーツ監督は次の守備からコールを下げ、ジャスティン・ディーンを代わりに起用した。指揮官によれば重症ではなく、シリーズ最終戦に出場できる可能性もあるという。

追加点は結果的に大きかった。ベン・カスパリウスが七回にオースティン・ヘイズに2ランを浴び、レッズに3点差まで迫られたからだ。救援陣はそれ以外は安定した投球を見せ、最後はILから復帰したタナー・スコットが復帰後初セーブを挙げて締めくくった。

過去2週間で2度、ナ・リーグ西地区の首位から陥落したドジャースは、シーズン終盤に良い戦いをすることが地区制覇にどれだけ重要かを自覚している。接戦の地区争いは厳しいものだが、それを経験することでチームの力を最大限に引き出せると感じている。

「これはチーム全員にとってプラスになると思う」とヘルナンデスは25日に語った。
「ここから先はプレーオフさながらの雰囲気の試合を戦っていくことになる。僕がここにいる年で、地区優勝を早い時期に決められなかったシーズンほど、10月に向けて最高のプレーができている」