佐々木朗希、右肩の痛みで負傷者リスト入り

May 14th, 2025

ドジャースは佐々木朗希(23)が右肩の炎症(Right shoulder impingement)で負傷者入りすると発表した。

ロバーツ監督は「投手コーチとも朗希とも話していないので(詳細は)分からない」とし、直球の球速低下との関連性については「制球力、中5日、6日という日程でのメジャーリーガーとの対戦など様々な要素が関連している。状態を確認するために話し合いをする予定だ。我々の期待に応えるパフォーマンスを発揮できるのか、彼の能力を確認したいと思っている」と話した。

佐々木は今季8試合に登板し、34回1/3を投げ、1勝1敗で防御率4.72。直近で先発登板した5月9日のダイヤモンドバックス戦では4回61球を投げ、5失点、三振ゼロで、直球の平均球速が94.8マイル(152.7キロ)まで低下していた。

今季の最速は3月19日東京シリーズのカブス戦で出した最速100.5マイル(161.7キロ)だが、それから1カ月後、4月19日のレンジャース戦から直球の球速が低下。直近の3試合のうち2試合では直球で空振りをまったく奪えないなど、異変の兆候はあった。

ドジャースは開幕ローテーションの柱、左腕ブレイク・スネル、右腕タイラー・グラスノウがすでに負傷者リスト入りし、ブルペン投手を先発させる「ブルペンデー」で凌いできた。

ドジャース先発の登板イニング数はリーグ最下位の187回2/3、防御率はリーグ16位の3.98。一方、中継ぎ勢の登板イニング数は(当然ながら)リーグ最多の174回1/3で防御率3.67はリーグ12位に位置する。先発の相次ぐ離脱で中継ぎ勢に大きな負担がかかっていることは明らかで、佐々木の離脱でさらに負担は大きくなる可能性がある。

唯一の明るいニュースは、クレイトン・カーショウの復帰が秒読み状態ということだろうか。昨年、左足親指と左膝の手術を受け、リハビリを続けていた37歳は、3Aで調整登板を行い、メジャーのマウンドに戻る日も近い。ベテラン左腕が苦しいチームの救世主になれるか要注目だ。