カーショウ、18年目のシーズンへ土曜に復帰

May 14th, 2025

先発投手陣に負傷者が相次ぐ中、ドジャースはついにベテランエースが復活する。

デーブ・ロバーツ監督は火曜日、クレイトン・カーショウが今週土曜日の本拠地エンゼルス戦で復帰する予定であることを発表した。37歳の左腕は、昨年11月に左膝の半月板断裂および左足親指の足底板損傷の手術を受け、60日間の負傷者リストに入っていた。

カーショウは日曜日、3Aオクラホマシティで5度目となるリハビリ登板を実施。四回を投げて被安打2、失点2、与四球2、奪三振2、球数は57球だった。

「(復帰は)素晴らしいことだ。チームにとって大きな後押しになる」とロバーツ監督。「クレイトンはマウンドに戻るために本当に努力してきた。ただ復帰するだけでなく、勝つために戻ってきたいと望んでくれている。彼が再びチームに貢献してくれることを心から楽しみにしてるよ」

カーショウは火曜日にドジャー・スタジアムを訪れ、試合前にメイク・ア・ウィッシュ財団の子どもたちとサインや交流を通じて共に時間を過ごした。

このタイミングでの復帰は、ドジャースにとって大きなものとなる。現在、ブレイク・スネル(左肩の炎症)とタイラー・グラスノー(右肩の炎症)はともに15日間の負障者リスト入りをしており、復帰時期は未定。また、佐々木朗希も直近の登板後に腕の張りを訴えており、状態を慎重に見守る必要がある。

今季でメジャー18年目を迎えるカーショウ。昨季はケガもあってわずか7先発にとどまり、2勝2敗、防御率4.50と不本意な成績に終わっていた。復帰すれば、山本由伸、ゴンソリン、メイ、ナック、そしてケガの状態にもよるが、佐々木を含めたローテーションの一角を担う予定である。

ドジャースの先発陣は今季ここまで、MLB最少の187回2/3しか投げておらず、先発としての役割を十分に果たすことができていない。

「彼が戻ってくるだけで、ローテーションに確実性と安定感が加わる。背番号22番の復帰はチームにとって極めて大きなことだ」とロバーツ監督は語る。

リハビリ期間には、5度の登板で計21イニングを投げ、被安打12、失点6、与四球5、奪三振16、防御率2.57という安定した数字を残した。

日曜日に行われた最終登板を見たロバーツ監督は次のように評価している。

「本人としては制球面にやや不満があったようだが、それでも効果的なピッチングだった。空振りも取れていたし、私はアウトを取ってくれること以外はあまり気にしていない。彼にもそう伝えたよ」