「ハイテンション&愛されキャラ」の24歳新人ギルバートに要注目

September 13th, 2025

24歳のルーキー外野手、ドリュー・ギルバートのインスタグラムのアカウント名は「@chillygoobear」で、直訳すると「寒がりのクマ」。

そんなおとなしめのアカウント名とは裏腹に、ダグアウトではスーパーハイテンションで、チームメイトたちに元気を届けている。ベテラン選手たちもギルバートに夢中だ。

ギルバートはマット・チャップマンと「走るギャグ」で盛り上がり、ロビー・レイのパーカーの袖をかじったり、チームメイトのウィルマー・フローレスの本塁打にはダグアウトの手すりで大騒ぎしたりと、ユニークな行動が目を引く。

ジャイアンツはここ16試合で13勝と驚異的な追い上げを見せており、そのムードをさらに盛り上げる存在になっている。

「選手たちはお互いのエネルギーを吸収している。ダグアウトはドリュー・ギルバートのエネルギーであふれている。彼はただの元気印じゃなく、実力もある選手だからおもしろいんだ」とローガン・ウェブは語る。

ウィリー・アダメスも「エネルギーの塊だね。こういう存在が必要だった。ギルバートが持ち込んだ活力に、みんなが乗っている」と称賛する。

ギルバートのハイテンションぶりは、チームのカリスマ的存在で、元祖ムードメーカーのアダメスを脅かすほどだ。アダメスが3ランを放った際、ギルバートはダグアウトの手すりを乗り越え、アダメスが戻った際に自らヘルメットを掲げる役を演じようとした。

「盛り上がりは自然に生まれるもの。無理にやるものじゃない。試合中の感情や観客の雰囲気が、ダグアウトをパーティー会場にさせる。それにみんなも参加したくなる。それが楽しい」」とギルバート。

新人選手にとって大リーグのクラブハウスは必ずしも居心地がいい場所ではないが、ジャイアンツのベテランたちはギルバートが自分らしく振る舞うことを後押しする。腕をかじられたレイも「彼のエネルギーは毎晩チームに伝わる。ダグアウトでもクラブハウスでも声を張り上げる。変わってほしくない、そのままでいてほしい」と話す。

ギルバートは7月30日にメッツからタイラー・ロジャースとのトレードで加入。翌9日にはメジャーデビューしたが、最初の16試合は16打数5安打、1本塁打とやや低調だった。しかし、右外野のルイス・マトスとの併用で徐々に打撃が安定し、直近9試合では28打数10安打、2本塁打、二塁打2本、三塁打1本と好調だ。

「トレード直後は知っている選手がいなかったので、関係を作るのに数週間かかった。でも今ではチームになじみ、彼らも僕に慣れてくれた」とギルバート。

すでにサンフランシスコのファンからも人気を集め、チームの予想外の復調を象徴する存在となっている。ボブ・メルビン監督も「彼の加入でダグアウトの雰囲気が変わった。大リーグの試合を楽しみながら、試合中もしっかり結果を出す。エネルギーが違う」と大絶賛だ。

ワイルドカード争いをするチームは、24歳の「元気」でさらに勢いに乗りたい。