次にドジャースタジアムでトランペットが鳴り響く時、それが九回のクローザー登場を告げることになるとは限らない。
首の炎症で今季2度目のIL入りをしているエドウィン・ディアスは、復帰に向けて順調に調整を進めている。ただ、復帰に際し、クローザーに戻ることはない。
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「まずは健康な状態に戻すこと。そのうえで、プレッシャーの少ない場面で投げてもらい、自信や球の感覚を取り戻してほしい。メジャーの打者を抑える感覚を取り戻したところで、次のことを考える」とデーブ・ロバーツ監督はそう説明した。
ディアスの離脱後、タナー・スコットが主にクローザーを担っており、今後もしばらくはスコットが九回を担うことになりそうだ。
ディアスは、「その決断でいいと思う。自分が仕事をできていないことは分かっている。もし自分が仕事をできていたなら、九回を投げているはずだから。でも、タナーがしっかり仕事をしてくれている。それが本当にうれしい」と歓迎する。
期待された守護神が苦戦
今季から3年総額6900万ドル(約110億円)の大型契約でドジャースに加入したディアスだが、ここまでは期待とは程遠いシーズンになっている。今季序盤には右肘の遊離体を除去する手術を受け、約3カ月離脱。復帰してからも16試合で防御率11.85、11度のセーブ機会で4度失敗するなど、苦しい投球が続いている。
不調の大きな要因の一つが直球だ。肘の手術前には球速が落ち込み、復帰後は球速こそ上向いたものの、今度はフォームに狂いが生じた。
特に目立つのが腕の角度だ。今季は腕が下がった状態で投げる場面が増えており、投手コーチ陣も指摘する。
「腕の角度がしっかりしていれば、直球は今よりずっといい動きをする。今は横方向に投げてしまっているから、スライダーが真ん中でフラットになってしまう。直球もバットを通り抜けるような動きになっている。だから今は、腕の角度を取り戻すことに取り組んでいる」
週末にはブルペンで投球を行っており、近いうちに打者を相手にした実戦形式の投球へ進む可能性もある。
ドジャースは9月上旬の復帰を目指している。復帰後はまずプレッシャーの少ない場面で登板させ、フォームを修正しながら、本来の投球を取り戻せるかを見極める。
「自分がどんな投手なのかは分かっている。調子が良ければ、本当にすごいことができる。それが分かっているだけに、少しもどかしい。あの時の自分を取り戻すために取り組んでいる」
ドジャース救援陣にも動き
ドジャースはブルペンの再編も進めている。
エリック・ラウアーは救援に回るが、先発に備えた調整は続ける。ブレーブス戦ではタイラー・グラスナウの後を受けて、複数イニングを投げる可能性がある。その後は、大谷翔平が先発ローテーションに戻った際に、後を受けて長いイニングを投げる役割が中心となる。
ジャスティン・ロブレスキーも、左前腕の炎症によるILから復帰すればブルペンに回る予定。こちらも9月上旬の復帰が見込まれており、複数イニングを任せられる救援として起用される見通しだ。
エメット・シーハンは先週、一時的にドジャースのブルペンに入ったものの、救援登板はなかった。現在も3Aオクラホマシティで先発として調整を続けており、直近では6回無失点、9奪三振と好投している。
