このオフに埋めるべき穴がいくつもあるレッズに、さらに大きな穴が開いた。救援陣の柱であり、リーダーでもあるエミリオ・パガンが、31日(日本時間11月1日)の期限を前に、1000万ドル(約15億8000万円)の選手オプションを行使しない選択をした。シンシナティは、新たな抑えを探す必要に迫られた。
これにより、35歳のパガンはFAとなった。また大方の予想通り、三塁手エウヘニオ・スアレスと救援右腕ピアース・ジョンソンも、球団がそれぞれの2027年の相互オプションを行使せず、FA市場に出ることになった。
パガンは2024年シーズン前にFAでレッズへ加入し、2025年に抑えへ転向した。その年は70試合で防御率2.88を記録し、自己最多の32セーブを挙げた。
昨冬はレッズ残留のため、2年2000万ドル(約31億5000万円)で契約。ただ、2年目は1000万ドル(約15億8000万円)の選手オプションだった。今季は45試合で5勝1敗、防御率3.38、25セーブを記録した。
2026年は不安定な立ち上がりとなり、5月5日のカブス戦で左太もも裏の肉離れを負った。負傷者リスト(IL)入りし、約2カ月離脱。だが、7月1日の復帰以降、最後の30登板では防御率1.88を記録し、19度のセーブ機会をすべて成功させた。
FA市場には、抑えのライセル・イグレシアスやデービッド・ベッドナーといったベテラン救援投手に加え、屈指のセットアッパー、エイドリアン・モレホンらもいる。
スアレスは2月3日、1600万ドル(約25億2000万円)の相互オプションが付いた1年1500万ドル(約23億6000万円)の契約を結んでいた。バイアウトは設定されていなかった。2015~21年にも、レッズの主力として活躍した。
スアレスは2025年、マリナーズとダイヤモンドバックスで計49本塁打を記録。ただ、35歳で迎えた今季は、その成績を再現できなかった。125試合で打率.212、26本塁打、OPS.740。最初の3カ月は8本塁打にとどまり、左脇腹の肉離れで4月23日から5月22日まで25試合を欠場した。
7月7日以降、最後の64試合では18本塁打を放ち、同期間のナ・リーグで6位に入った。9月22日のブレーブス戦では、通算350号も記録した。
ジョンソンは1月15日、1年550万ドル(約8億6700万円)でFAとしてレッズへ加入した。2027年には800万ドル(約12億6000万円)の相互オプションがあり、バイアウトは100万ドル(約1億5800万円)だった。今季は56試合で2勝1敗、防御率4.62を記録した。
新たにFAとなった3人は、2日の米東部時間午後5時以降、全球団と交渉できる。
