【レッドソックス1-8ブルージェイズ】ボストン/フェンウェイパーク、4月29日(日本時間30日)
ブルージェイズはまだ完全にトンネルを抜けたわけではないが、ようやく光が見え始めている。
トレイ・イェサベージが復帰して勝利に貢献した翌日、この日はジョージ・スプリンガーが負傷者リストから戻り、チームに勢いをもたらした。ブルージェイズは8-1で勝利し、3カード連続勝ち越しを達成した。
この試合で重要だったポイントは以下の通り。
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1:多才な男
アーニー・クレメントはまさに万能なアスリートだ。決定的な守備を見せた直後、四回に今季初本塁打を放った。
今季は二塁打を量産しており、13本でメジャートップタイ。打率.301と好調で、スプリンガー不在の間、打線において重要な役割を担ってきた。これまでは1番を任されることも多かったが、スプリンガーの復帰により、それも変わる見込みだ。
この回の守備でも、クレメントの総合力の高さが際立った。アンドリュー・モナステリオの中前に抜けそうな打球に対し、二塁から素早く回り込み、ジャンプしながら体をひねってワンバウンド送球。捕球したゲレーロJr.はクレメントを指差し、好守を称えた。
まさに身体能力の高さを感じさせるプレーだった。クレメントはクラブハウス内でも屈指のゴルファーであり、ホッケーの腕前も高いとされる多才なアスリート。だが、ホッケー選手としての実力については謙遜した。
「ちょっと話が大きくなりすぎていると思う。そこまでうまくなかったよ。守備はほとんどしなかったし、バックチェック(切り替えの局面での守備)もしなかった。ただ前で待ってパックをゴールに入れようとしていただけ。かなり自己中心的な選手だったね」とクレメントは笑った。
2:4番候補・岡本和真
2試合連続で、岡本は三回に先制打を放った。この日は満塁の場面で左前へ、打球速度108.2マイル(約174.1キロ)の強烈な一打を放った。日本人スラッガーが確実に調子を上げていることを示す一打だった。
直近10試合で3本塁打、10打点。球団は、岡本がメジャーに適応するための期間を必要としていることを理解しており、打率3割台を求めているわけではないが、結果を残すに越したことはない。
「今やっていることを続けて、さらに少しでも成長してくれればそれでいい。確実に前進しているし、序盤から打点を稼ぐ感覚も持っている。それは非常に大きい」とシュナイダー監督は語った。
スプリンガーの復帰により打線の上位は変化し、さらにアディソン・バーガーやアレハンドロ・カークが戻れば中軸も強化される見込みだが、岡本はここにきてトロントの4番打者として力強くアピールしている。
3:ラウアーの役割:次はどうなるか
エリック・ラウアーは週ごとに役割が変わっている。キャンプでは先発として調整していたが、本来はリリーフとしての起用が想定されていた。それでも投手陣に負傷が相次ぎ、開幕は先発ローテーション入り。その後イェサベージ復帰で先発を外れたが、数日後にはマックス・シャーザーが負傷者リスト入りし、この日の先発を任されることになった。
この日は4回1/3を投げて1失点。満塁のピンチではリリーフのブレイドン・フィッシャーが併殺で収め、救われた。来週はレイズ戦の初戦(5月4日/日本時間5日)で先発する可能性もあれば、ホセ・ベリオス復帰のために再び役割を変える可能性もある。
ラウアーは先発への強い希望(特にオープナーの後ではない形)を公言しているが、チームにとって最も価値が高いのはスイングマンとして、柔軟に対応することだ。
「ホセがもうすぐ戻ってくるのは分かっているから、自分にできるのはどの役割でも質の高いイニングを投げることだ。ずっと言っている通り先発の方が好きだけど、先発するならイニングを投げないといけない。チームとしては難しい判断が求められているだろうけど、それはいいことだと思う」とラウアーは語った。
