エバン・フィリップス(31)は、過去1年半の間にオクラホマシティの環境に慣れ親しむ十分な機会があった。2025年のはじめ以降、この右腕救援投手はメジャーの舞台(5回2/3)よりもドジャース傘下3A(15回2/3)で多くのイニングを投げている。
2025年6月にトミー・ジョン手術を受けてからの13カ月間、フィリップスはドジャースタジアムのマウンドへ戻るためにたゆまぬ努力を続けてきた。ロッキーズとのシリーズ第1戦を控えた6日(日本時間7日)に60日間の負傷者リストから復帰。早ければ6日(同7日)の夜にもマウンドへ戻る可能性がある。
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それでも、ドジャースのブルペンに復帰したという感慨は、フィリップスにはまだ湧いていなかった。
「みんなが『おめでとう、おかえり』と言ってくれる状況に違和感がある」とフィリップスは口にする。「だが、仕事に気を取られ、没頭しすぎているせいか、本当に実感できるか分からない。たぶん、今夜マウンドを降りるまで、あるいは登板する日まで、実感が湧かないことを願っている」と語った。
「しかし、感情が邪魔になりすぎないように努める」と言葉を続ける。「再び仕事ができることにただ興奮している。以前から伝えている通り、これは私の愛することだ。長い間奪われていたため、またできることがただうれしい」と自身の復帰を心待ちにした。
フィリップスのためにベンチ入りの26人枠とメジャー40人枠を空けるため、右腕ポール・ジャーベイス(26)がオクラホマシティへ降格し、左腕ジェイク・エダー(27)が自由契約となった。6日(同7日)の別の動きとして、右腕カルロス・ドゥラン(24)が40人枠に追加され(オクラホマシティに残留)、捕手チャッキー・ロビンソン(31)が戦力外通告を受けた後、3Aへのマイナー降格を受け入れた。
フィリップスの復帰により、ドジャースは試合を締めるブルペンの投手をもう1人手に入れた。5シーズンで45セーブを挙げている。最初は段階的に実戦復帰する見込みだが、ドジャースのブルペンにおいて比較的実績のない右の救援投手陣に経験をもたらす。
クローザーのエドウィン・ディアス(32=右肘遊離軟骨除去手術)とブレイク・トライネン(38=右肘の炎症)が負傷者リストに入っているため、ドジャースはエドガルド・エンリケス(24)、ウィル・クライン(26)、カイル・ハート(28)ら経験の浅い右腕に頼らざるを得なかった。この3人は素晴らしい投球をしているが、今季すでに好成績を残しているリリーフ投手陣にとって、ブロック・スチュワート(34)とフィリップスというベテランの復帰は大きい。ドジャースのブルペンは6日(同7日)の試合前の時点で防御率3.77を記録し、メジャー10位に入っている。
「チームが負担をより良く、より均等に分散させることを可能にしている」とデーブ・ロバーツ監督(54)は話す。「重要度の低い場面を担う他の選手を悪く言うつもりはない。ただ、信頼できる多くの選手が揃ったことで、全体の底上げができている」とベテラン右腕の復帰を語った。
ドジャースのブルペンは、オールスター休み明けから間もなくディアスも復帰する予定となっている。
フィリップスはマイナー3Aオクラホマシティでのリハビリ登板に上限の30日間を費やした。過去数年間、あまり投球していなかった事実を考慮すれば、これは予想通りの流れとなっている。31歳右腕は12試合の登板で防御率1.80を記録し、10イニングを投げて5四球、13三振をマークした。
肩は十分に仕上がっているかもしれないが、メジャーリーグの公式戦でメジャーの打者に対して投げることに代わるものはない。フィリップスは、トミー・ジョン手術からの復帰への道のりにおける最後の課題をクリアすることを楽しみにしている。
「どんなに努力しても、これに必要な精神力、スケジュール、負担を再現することはできない。競争のレベルが全く異なっている。ただ実戦に飛び込んでいく以外に残された道はない」
