ドジャースのフリーマン夫妻、小児病院に100万ドル寄付

きっかけは三男の闘病。現在は順調に回復中

May 26th, 2025

ドジャースのフレディ・フリーマンと妻チェルシーさんが、昨年、三男のマキシマムくんが希少な神経疾患「ギラン・バレー症候群」の治療を受けた小児病院へ100万ドル(約1億5千万円)の寄付を行った、とESPNが報じた。

この病気は自己免疫が神経系を攻撃するもので、マキシマムくんは昨年7月に肩まで麻痺が進行し、緊急搬送され、一時は人工呼吸器や経管栄養が必要な重篤な状態に陥った。しかしオレンジ郡小児病院(CHOC)での治療のおかげで順調に回復し、無事に退院。現在は完治に向けて回復中だという。

「集中治療室(PICU)が毎日満床である現実を目の当たりにし、チェルシーと私は深く心を打たれた。医師や看護師、ケアチームが子どもたちとその家族に希望と癒しを届ける姿に感動した。CHOCは息子の命を救ってくれた」とフリーマンは語った。

息子の回復後、フリーマン自身も歴史的快挙を達成。

ポストシーズンでは足首のケガを抱えながらも、ワールドシリーズで史上初のサヨナラ満塁本塁打を放ち、ドジャースを1988年以来のフルシーズン制覇に導いた。

だが昨年、フリーマンの最大の喜びはマキシマムくんの回復だった。

「(体調が悪い息子を病院で見守る)あの経験はもう二度としたくない。たとえワールドシリーズ第7戦の9回裏、満塁の場面で3億回連続三振するとしてもね」と振り返る。

同じような困難に直面する子供と家族に、フリーマン一家が多くの希望をもたらすことになりそうだ。