新選手に新ルール、オープン戦開幕に知っておくべきこと3つ
ついにこの日がやってきた。MLBはスプリングトレーニングの試合初日を迎え、カクタスリーグとグレープフルーツリーグの両リーグ合わせて7試合が行われる。翌21日(日本時間22日)にはフルスケジュールとなる中で、今回は特に注目の3つのポイントを紹介する。
メッツ、バレンタイン元監督の変装グッズを来場者プレゼント
球場で配られるプレゼントは、メジャーリーグ観戦の楽しみをさらに高めるものだ。各球団は、元選手、監督、アナウンサーらの球団史における重要人物に敬意を表す方法を工夫している。 メッツは5月29日(日本時間同30日)のマーリンズ戦の試合前にシティフィールドで、球団および球界の歴史において最もユーモラスな出来事の1つを記念する品を配布する。
マンフレッド・コミッショナー、MLB選手の五輪参加は「実現できると思う」
現在、イタリアで冬季五輪が開催されている。この大会では、世界中のスポーツファンが国家の誇りをかけた戦いやスリリングな競争を楽しむことができる。 2028年には夏季五輪がロサンゼルスで開催され、史上初めて、現役のメジャーリーグ選手が野球競技に参加する可能性がある。 12日(日本時間13日)に行われたオーナー会議のあと、ロブ・マンフレッド・コミッショナーは現役MLB選手のロス五輪参加に関して、楽観的な見方を示した。ロス五輪の野球競技は7月13~19日にドジャースタジアムで開催されることが決まっており、もし現役MLB選手が参加する場合、オールスターブレイクを延長するなどの措置が考えられる。 現役MLB選手のロス五輪参加を実現するためには、MLB選手会との合意が必要だ。マンフレッド・コミッショナーはその点に関して、前進があったことを明らかにしている。 「前回話し合ったときよりも(合意に向けて)かなり近づいていると思います。MLB選手会に関して、私たちが解決しなければならない問題がいくつかあります。しかし、2028年にロサンゼルスでプレーする方向で話が進んでいます。これらの問題はきっと乗り越えられると思います」とマンフレッド・コミッショナーは語った。 ロサンゼルスで最後に夏季五輪が開催されたのは1984年だ(それ以前にも1932年に開催されている)。このときは公開競技として野球競技が開催され、アメリカ代表は決勝戦で日本代表に敗れた。 当時のアメリカ代表は大学球界のスター選手を中心にメンバーが編成され、登録選手20名のうち、13人がその年のドラフト1巡目で指名された。翌年のドラフトでも5人が1巡目指名を受けた。 その中には将来的にオールスター選出を果たすウィル・クラーク、バリー・ラーキン、マーク・マグワイアらがいた。ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)の父であるボビー・ウィットもチームに名を連ねていた。 もし現役MLB選手が2028年のロス五輪に参加すれば、アメリカの国民的娯楽である野球にとっては歴史的な瞬間となる。そして、今年3月に第6回大会が開催されるワールドベースボールクラシックと並び、現役MLB選手が国際舞台でプレーする新たな道が開かれることになる。 マンフレッド・コミッショナーは「アメリカで開催されるオリンピックは、野球にとって、またとないマーケティングの機会であると多くの人々が理解し始めていると思います。多くの選手がオリンピック出場に興味を示してくれています。必ず実現できると思います」と語り、現役MLB選手のロス五輪参加への自信を示した。
5年連続2ケタ勝利のバシット、1年契約でオリオールズへ
11日(日本時間12日)、MLB.comが関係者から得た情報によると、オリオールズはベテラン先発右腕のクリス・バシットと1年1850万ドル(約27億7500万円)の契約を結ぶことで合意したようだ。身体検査の結果待ちのため、球団からの正式発表はまだ行われていない。 まもなく37歳の誕生日を迎えるバシットは、低迷した2024年シーズンを経て、昨季はブルージェイズで32試合(うち31先発)に登板して11勝9敗、防御率3.96を記録。ポストシーズンではリリーフに回り、7試合に登板して防御率1.04という好投を見せ、ワールドシリーズ制覇まであと一歩に迫ったチームの快進撃に大きく貢献した。 2022年オフにメッツからフリーエージェント(FA)となった際にクオリファイングオファー(QO)の提示を受けているため、今オフはQOの対象外。よって、バシットの移籍に伴うドラフト指名権の補償やペナルティは発生しない。 圧倒的な球威を持つ投手ではないものの、バシットは30代後半に突入した現在でも計算できる先発投手であり続けている。多彩な球種を正確なコントロールで操り、打者にハードヒットを許さない投球が持ち味で、ゴロ率も平均以上。投球割合が3番目に多いカーブは昨季の被打率が.172と非常に効果的で、スイーパーも被打率.190、空振り率50.6%と威力を発揮した。 先発補強が課題だった今オフのオリオールズは、昨年12月にレイズとのトレードでシェーン・バズを獲得し、FAになったザック・エフリンとも再契約。しかし、それ以降は噂されていたエース級の獲得も実現せず、目立った動きがない状況が続いていた。 バシットの加入により、先発陣にはトレバー・ロジャース、カイル・ブラディッシュ、バシット、バズ、エフリン、ディーン・クレーマーと6人の投手が揃った。絶対的なエースと呼べる存在は不在だが、菅野智之やチャーリー・モートンといったベテランに頼らざるを得なかった昨季と比べると、層が厚くなったのは間違いない。ポストシーズン返り咲きを果たすためには、このローテーションが機能するかが大きなポイントとなりそうだ。
ロッキーズが内野手ジュリエン、右腕オールをツインズから獲得 ヤンキースともトレード
28日(日本時間29日)、ロッキーズはツインズから内野手エドワード・ジュリエンとピアーソン・オールをツインズから獲得し、対価としてマイナーリーグの右腕ジェイス・カミンスカと金銭をツインズに放出。また、ヤンキースとのトレードでは有望株一塁手のTJ・ラムフィールドを獲得し、救援右腕アンヘル・シビリを放出した。この2件の動きに伴い、外野手ヤンキエル・フェルナンデスをDFA(即座に40人枠を外す措置)している。
市場に残るトップ選手たちの最新情報
スプリングトレーニングが近づいているが、ストーブリーグはまだ終わったわけではない。実際、フリーエージェント(FA)市場には、チームに大きな変化をもたらせるFA選手が数人残っている。まだ市場に残る10選手の最新情報は以下の通り。
デラクルーズ、球団史上最高額の契約延長オファーを拒否
エリー・デラクルーズは球界で最も輝かしい若手スターの1人であり、まだ24歳にもかかわらず、すでにかなりの知名度を誇っている。よって、レッズが長期契約を結びたいと考えるのも不思議なことではない。 昨春、レッズは5ツールを兼ね備えた天才遊撃手に球団史上最高額となる契約延長オファーを提示していた。しかし、デラクルーズはそのオファーを拒否し、年俸調停権の取得が2027年に迫る中、さらに実績を積み上げていくことを選択した。
ビシェット、メッツと3年総額1億2,600万ドル(約199億円)で合意(情報筋)
想定よりも少し遅れたが、煙が上がった。 関係者によると、メッツは内野手ボー・ビシェットと、3年総額1億2,600万ドル(199億円)の契約に合意したと、MLB.comのマーク・ファインサンド記者が伝えている。球団からの正式発表はまだない。MLBネットワークのインサイダー、ジョン・ヘイマン記者によれば、この契約には2度のオプトアウト条項が含まれており、メディカルチェックを残しているという。 ビシェットとの合意が報じられたのは、メッツのオーナー、スティーブ・コーエン氏が「煙が見えたら教えてくれ」と投稿してから約18時間後のこと。この投稿は、カイル・タッカーの決断を見越したもので、タッカーは15日深夜にドジャースと4年総額2億4,000万ドル(約380億円)で合意したと報じられている。 ファインサンド記者によれば、メッツはタッカーに対し、4年総額2億2,000万ドル(約348億円)のオファーを提示していたという。 タッカー獲得を逃したメッツは、すぐにビシェットへと舵を切った。報道によると、ビシェットは遊撃手から三塁手へのコンバートが見込まれている。ただし、来季の一塁手として想定されているホルヘ・ポランコが一塁守備の経験がないのと同様、ビシェットも三塁での実戦経験はない。 現在、三塁を務めるブレット・ベイティは、今季は130試合に出場し、自己最多の18本塁打、50打点を記録した。ただし、右脇腹の負傷により、レギュラーシーズン最終週を欠場している。
コントレラスがレッドソックスに最適な5つの理由
レッドソックスは22日(日本時間23日)、カージナルスとのトレードで一塁手兼DHのウィルソン・コントレラスを獲得した際、若手投手を放出した。過去数年間、疑問符ばかりだったポジションの「答え」にコントレラスがなることを期待してのことだ。 1月に26歳になるトリストン・カサスは、レギュラーの一塁手として2023年に素晴らしいルーキーシーズンを送り、OPS .856(OPS+ 129)、24本塁打を記録した。だが、それ以降はケガに苦しみ、過去2シーズンは計92試合の出場にとどまっている。
ヤンキースが右腕ブラックバーンと再契約へ 1年契約で合意
MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ヤンキースは右腕ポール・ブラックバーンと再契約を結ぶことで合意したようだ。契約条件は1年200万ドル(約3億円)で、ブラックバーンが80イニング、90イニング、100イニング、110イニング、120イニングに到達するたびに10万ドル(約1500万円)の出来高が支払われるという。なお、球団からの正式発表はまだ行われていない。 投球イニングに応じた出来高が設定されているのは、ヤンキースがブラックバーンを先発候補の1人として考えているからだろう。ゲリット・コール、カルロス・ロドン、クラーク・シュミットが負傷中のため、マックス・フリードとキャム・シュリットラーに続く3番手以降は流動的。ブラックバーンにも開幕ローテーション入りのチャンスはありそうだ。
オースティンがメジャー復帰、カブスと1年契約を結ぶ
18日(日本時間19日)、カブスは一塁手のタイラー・オースティンと1年契約を結んだことを発表した。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、契約条件は1年125万ドル(約1億8750万円)だという。 34歳のオースティンは、高校卒業時の2010年にヤンキースからドラフト13巡目指名を受けてプロ入りし、2016年にメジャーデビュー。ヤンキースで2年半プレーし、ヤンキースとツインズに所属した2018年には69試合で17本塁打を放つなど、自慢の長打力を見せつけた。
ベテラン右腕マーティンが現役続行、レンジャーズとの再契約に合意
16日(日本時間17日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ベテラン右腕クリス・マーティンはレンジャーズと1年契約で再契約を結び、来季も現役を続行するようだ。なお、身体検査の結果待ちのため、球団からの正式発表はまだ行われていない。 2026年が40歳のシーズンとなるマーティンは、年齢を感じさせないプレーを続けている。特に直近2シーズンはケガの影響で登板機会が減少したものの、それでも2年連続45試合以上に登板。2022~25年の4シーズンで209試合に登板し、防御率2.60をマークしている。
次に大型契約を結ぶFAパワー打者13人、岡本・村上もランクイン
今年のウインターミーティング最大のテーマは「パワー」だった。 注目の大型契約は2件。カイル・シュワーバーはフィリーズと5年総額1億5000万ドル(約235億)でフィラデルフィアに残留。ピート・アロンソはオリオールズと5年総額1億5500万ドル(約240億円)で契約し、新天地に移籍した。 これでフリーエージェント(FA)市場の最大のパワー打者は姿を消したが、2026年シーズンに向けてチームはどこで長打力を補強できるだろうか。ここでは、昨季大活躍した打者や来季の巻き返しが期待される候補を含め、注目のFAパワー打者13人を紹介する。
ピート・アロンソが新天地で背番号「25」を選んだ理由は
オリオールズに移籍したピート・アロンソが、背番号「25」を選んだ理由には、家族への深い愛情が込められていた。 メッツ時代、アロンソは背番号「20」をつけて活躍してきたが、オリオールズではその番号がフランク・ロビンソンの永久欠番となっているため、別の番号を選ばなければならなかった。そして、選んだ番号が「25」。その理由について、アロンソは自身のSNSでこう語っている。 「2025年は僕と家族にとって特別な年。この年に息子が生まれたので、25番に決めたよ」
ロベルト・スアレスがブレーブスと3年契約、セットアッパー起用へ
ブレーブスは2025年シーズンの主力救援投手2人と別れてから数週間で、いまや球界屈指のセットアッパーとクローザーのコンビを手に入れた。 34歳の右腕ロベルト・スアレスが11日(日本時間12日)、ブレーブスと3年総額4500万ドル(約70億円)の契約を結び、アトランタのブルペンはさらに厚みを増した。スアレスは、11月に1年1600万ドル(約25億円)でブレーブス残留が決まったクローザー、ライセル・イグレシアスの前を任されるセットアッパーとして起用される見込みだ。
監督代行を務めたシェーファーが監督に就任
ロッキーズは24日(日本時間25日)、2025年シーズンに監督代行を務めたウォーレン・シェーファーが正式に監督に就任したと発表した。球団史上8人目の正式な監督となる。 「このチームを引き続き率いる機会を得られたことに心から感謝している」と新監督は語った。 「責任感、努力、信頼に基づく強く統一された文化を長きにわたって築くことに全力を注ぐつもりだ。正しい方法で競い合うことを大切にする選手たちが揃っており、その関係性をさらに強固にしながら、ファンが愛し誇りに思えるチームを率いることが私の目標だ」
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有望株ウィマーが脳手術「僕なら乗り越えられる」
ブレイレン・ウィマー(24)は脳外科手術の最中、意識があった。言語病理士が彼に職業に関する質問、つまりは野球の質問をしながら、左耳の後ろにできた腫瘍を外科医が取り除いていた。 わずか3週間前までは、すべてが普通だった。ロッキーズ傘下で急成長を見せている有望株ウィマーは、1Aスポケーンと2Aハートフォードでの印象的なプロ3年目を終え、アリゾナ秋季リーグでプレーしていた。 身長6フィート3インチ(約191センチ)、体重200ポンド(約91キロ)のウィマーは、2025年シーズンを打率.296、出塁率.366、長打率.466、17本塁打、37盗塁、131試合出場という成績で終えた。守備面でも多才さを示し、プロになってから投手、捕手、一塁手以外の全てのポジションで出場している。 しかし11月1日、スコッツデールの球場へ向かう車中で、すべてが一変した。 ウィマーは発作を起こし、救急搬送され、ほどなく脳腫瘍(しゅよう)と診断され、18日後には覚醒下開頭手術を受けた。患者が意識を保ったまま、脳内で処置が行われるという、現実離れしたような手術である。
今井含むFAトップ5先発の長所と短所 カブスにフィットするのは?
カブスの編成部門代表ジェド・ホイヤーは、今オフの最優先事項がローテーションとブルペンの両方における投手補強であることを明言した。 今永昇太が2202万5000ドル(約36億8000万円)のクオリファイングオファーを受諾して残留を選んだことで、ローテーションの一角は固まったが、いまだに先発投手の補強は必要だ。 ここでは、カブスが獲得を狙っているとされる、FA先発投手のトップ5の長所と短所を整理する。 ※以下の投手は、MLB.comのマーク・ファインサンドによる2025-26年FAランキングの順位順に記載。所属球団は2025年のもの、年齢は2026年シーズン時のもの。
ネイラーが5年契約で残留へ、再契約に向けて合意間近
MLB.comのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、ジョシュ・ネイラーとマリナーズは5年契約の締結に向けて、合意間近となっているようだ。まだ球団からの正式な発表は行われていない。 ネイラーはポストシーズンで素晴らしい活躍を見せ、球界に名を轟かせた。強打の一塁手として、ブルージェイズとのリーグ優勝決定シリーズでは打率.417、3本塁打、OPS1.273の好成績をマーク。レギュラーシーズンでは自己最高のWAR3.1(ベースボール・リファレンス版)を記録した。 今季はダイヤモンドバックスでスタートし、夏場にマリナーズへ移籍。24年ぶりの地区優勝、そして球団史上初のワールドシリーズ進出まであと1勝に迫ったポストシーズンの戦いで大きく貢献した。マリナーズに移籍する前、ダイヤモンドバックスでは93試合に出場し、打率.292、11本塁打、59打点、11盗塁、出塁率.360、OPS.807という成績だった。
右腕ウィーバーはFA市場の「掘り出し物」となるか?
毎オフシーズン、各球団は将来的に大きく飛躍する可能性のある、過小評価されている選手を求めてフリーエージェント市場をくまなく探す。 そのようなFA選手が翌年にチームのキーマンとなれば、それはまさに「特別な掘り出し物」と言える。特に、その選手が救援投手であれば価値はさらに大きい。リリーフ投手は結果が読みにくいため、うまくハマったときのインパクトが非常に大きいのだ。 今オフ、その「掘り出し物」になり得る救援投手が一人いる。直近シーズンの成績は不安定だったため、市場価値は下がる可能性がある。しかし、各種指標を詳しく分析すると、評価すべきポイントは多い。 それがルーク・ウィーバーだ。2026年に32歳を迎える右腕は、各種指標の傾向を見る限り、獲得するチームにとって大きな戦力となる可能性がある。 ヤンキースの投手は常に厳しい目にさらされ、悪い登板があればすぐに批判の対象となる。2025年のウィーバーも、ニューヨークで何度か不出来な登板があった。しかし、それだけで「信頼できない投手」と断言できるだろうか。 ここからは、「掘り出し物」としてのウィーバーの潜在能力を見ていきたい。
若き守備職人、タティスJr.とウィットJr.がプラチナグラブ受賞
ローリングス社は11月7日(日本時間8日)に2025年プラチナグラブ賞の受賞者を発表した。各リーグで最も優れた守備を見せた選手に贈られるこの栄誉ある賞には、ア・リーグからロイヤルズのボビー・ウィットJr.、ナ・リーグからパドレスのフェルナンド・タティスJr.が選出された。
壮絶な一戦 2025WS第7戦の名場面トップ10
【ドジャース5-4ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター、11月1日(日本時間11月2日) 11月1日夜に始まり、東部時間では11月2日の朝に終わった、ワールドシリーズ第7戦の激闘。言葉だけでその壮絶さを表すのはほとんど不可能だと思われるほどに、見応えの多い一戦だった。 勝負を決める本塁打、華麗な守備、緊迫の投球、さらには乱闘騒ぎまで。野球における、あらゆる要素が詰まっていた。 ここでは、そんな試合で最も重要だった場面、トップ10を振り返る。
「ウィル・スミス」がWS6連覇!
【ドジャース5-4ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター、11月1日(日本時間11月2日) 野球界には、信じられないような「珍記録」がいくつも存在する。 例えば、殿堂入り選手スタン・ミュージアルは、キャリア通算で本拠地・敵地の両方で、ちょうど1,815安打を記録した。さらにクリス・デービスは、2015年から2018年まで4年連続で打率.247だった。 そんな野球史に、また新たな記録が刻まれた。11月1日のワールドシリーズ第7戦、ドジャースがブルージェイズに勝利し、球団史上9度目、6年間で3度目、そしてMLB25年ぶりの連覇を達成した。そして、その瞬間、「ウィル・スミス」という名の選手が6年連続でワールドシリーズ優勝リングを手にしたのだ。 ドジャース捕手のウィル・スミスにとっては、これが3つ目のリングとなった。延長11回には、シェーン・ビーバーから勝ち越し本塁打を放ち、この一発が決勝点となった。スミスは今シリーズで2本塁打を放ち、出場した3度のワールドシリーズすべてで本塁打を記録している。 スミスは、2020年の短縮シーズンでレイズを下して初のタイトルを獲得し、2024年にはヤンキースを破って2度目の栄冠を手にした。そして今回、1998~2000年のヤンキース以来となる連覇を成し遂げた。
延長18回の激闘、試合の鍵を握った6つの守備と走塁アウト
【ドジャース6x-5ブルージェイズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月27日(日本時間28日) 18イニングの中であらゆるイベントが発生した、歴史に残るワールドシリーズの一戦だった。 特筆すべきは両軍が見せた鉄壁の守備だ。実に6度も走塁死が生まれた一戦は、走塁ミス以上に、好守が要因だった。 ここでは、その名勝負を彩った6つのプレーを、試合への影響度の高い順番に振り返る。
識者がワールドシリーズの勝敗を予想! MVPは誰?
2025シーズンのフィナーレ、ワールドシリーズがついにあす24日(日本時間25日)から開幕する。25年ぶりの連覇を目指すナ・リーグ王者のドジャース、そして32年ぶりの世界一を目指すア・リーグ王者のブルージェイズが激突。MLB.comではワールドシリーズの勝者、ワールドシリーズMVPなどを識者に予想してもらった。