現在、イタリアで冬季五輪が開催されている。この大会では、世界中のスポーツファンが国家の誇りをかけた戦いやスリリングな競争を楽しむことができる。
2028年には夏季五輪がロサンゼルスで開催され、史上初めて、現役のメジャーリーグ選手が野球競技に参加する可能性がある。
12日(日本時間13日)に行われたオーナー会議のあと、ロブ・マンフレッド・コミッショナーは現役MLB選手のロス五輪参加に関して、楽観的な見方を示した。ロス五輪の野球競技は7月13~19日にドジャースタジアムで開催されることが決まっており、もし現役MLB選手が参加する場合、オールスターブレイクを延長するなどの措置が考えられる。
現役MLB選手のロス五輪参加を実現するためには、MLB選手会との合意が必要だ。マンフレッド・コミッショナーはその点に関して、前進があったことを明らかにしている。
「前回話し合ったときよりも(合意に向けて)かなり近づいていると思います。MLB選手会に関して、私たちが解決しなければならない問題がいくつかあります。しかし、2028年にロサンゼルスでプレーする方向で話が進んでいます。これらの問題はきっと乗り越えられると思います」とマンフレッド・コミッショナーは語った。
ロサンゼルスで最後に夏季五輪が開催されたのは1984年だ(それ以前にも1932年に開催されている)。このときは公開競技として野球競技が開催され、アメリカ代表は決勝戦で日本代表に敗れた。
当時のアメリカ代表は大学球界のスター選手を中心にメンバーが編成され、登録選手20名のうち、13人がその年のドラフト1巡目で指名された。翌年のドラフトでも5人が1巡目指名を受けた。
その中には将来的にオールスター選出を果たすウィル・クラーク、バリー・ラーキン、マーク・マグワイアらがいた。ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)の父であるボビー・ウィットもチームに名を連ねていた。
もし現役MLB選手が2028年のロス五輪に参加すれば、アメリカの国民的娯楽である野球にとっては歴史的な瞬間となる。そして、今年3月に第6回大会が開催されるワールドベースボールクラシックと並び、現役MLB選手が国際舞台でプレーする新たな道が開かれることになる。
マンフレッド・コミッショナーは「アメリカで開催されるオリンピックは、野球にとって、またとないマーケティングの機会であると多くの人々が理解し始めていると思います。多くの選手がオリンピック出場に興味を示してくれています。必ず実現できると思います」と語り、現役MLB選手のロス五輪参加への自信を示した。
