フレディ・フリーマンは、「何でも持っている男」の典型例だ。
二度のワールドシリーズ制覇で通算3つのリングを持ち、レギュラーシーズンとワールドシリーズのMVPに輝いたこともある。ドジャース史上、いや野球史上でも屈指のポストシーズン・ウォークオフ本塁打を2本放ったこともある。愛する家族とともに歩み、笑顔は歯磨き粉の広告に出せそうなほどだ。
そして新たに「ブレイクダンス愛好家」という称号も加わった。
ワールドシリーズ後のパーティーは、予想通りの大盛り上がりだった。ドジャースの選手やスタッフは、家族と共にフランチャイズ9度目、過去6シーズンで3度目となるチャンピオン獲得を祝った。しかし、スター遊撃手ムーキー・ベッツが撮影したハイライトは、フリーマンの完璧なワームダンスだった。
キケ・ヘルナンデスに煽られながら、フリーマンはダンスフロアの中央へ。軽やかなステップを踏んだ後、一気に手を後ろに投げ、床に倒れ、まるでスプリングのように上下に弾む。そのまま半スプリットでフィニッシュし、キケから祝福のタッチを受け、パーティーの中心人物となった。36歳のフリーマンの動きは、子どもはもちろん大人も簡単には真似できない。(※良い子は真似しないほうがいい)
ドジャースはパーティー、パレード、そして「ジミー・キンメル・ライブ」出演と、数日間にわたって祝福ムードに包まれた。
キケ・ヘルナンデスは、キンメル出演時に第7戦九回の決定的プレーについて、こう振り返った。バットから飛び出したボールに対し、半歩遅れて反応し、振り返って全力で走ったという。実際にボールを捕ったわけではないが、チームに大きく貢献した瞬間だ。
「ボールを追いながら、人生全体を振り返っているような気分だった。まるで400メートル走を走ったみたいだった」とヘルナンデス。ボールに到達した瞬間、突然NBA選手になったような感覚に陥ったという。
地面にしばらく倒れたままだったのは、ケガではなく、チームがワールドシリーズに敗れたと思ったからだ。味方がボールを捕ったことに気づいたのは、アンディ・パヘスが背中を叩いた瞬間だった。
「『大丈夫か』と聞かれたので、俺は『捕ったのか?』って。そしたら『捕った』って」
結果は歴史となり、ドジャースの新たなタイトル獲得と祝賀ムードにつながった。キンメル出演のほか、タイラー・グラスナウ、ウィル・スミス、ブレイク・スネルもリアリティショーの「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」に観客として参加したが、次回は、舞台に上がったフリーマンのダンスパフォーマンスを見ることになるかもしれない。
