ドジャースのフレディ・フリーマンは、ブルワーズ最終戦の六回に左手首に死球を受け、途中交代した。ドジャースは左手首の打撲と発表した。
フリーマンはホセ・キンタナの88マイル(約142キロ)のシンカーを手首に受けたあと、ゆっくりとダッグアウトへ向かい、デーブ・ロバーツ監督とトレーナーといくつか言葉を交わすと、トレーナーとともにクラブハウスへ下がった。
「フレディは普通、試合から抜けることなんてない。こっちに歩いてくるのを見て、何でだろうと思ったよ。それで本人が『続けられない』と言ったので心配したよ。普段なら全く逆だから」とデーブ・ロバーツ監督は事情を説明した。
フリーマンの代走にはキム・ヘソンが送られ、そのまま二塁の守備に就き、ミゲル・ロハスが一塁に入った。
フリーマンの手首のレントゲン検査は陰性だったが、明日以降は様子を見ながら出場の可否を決める。
ドジャースはブルワーズに今季2度目のスイープを許したほか、2006年のカージナルス以来の2シリーズでのスイープという屈辱的な敗北となった。ドジャースは直近12試合で10敗と苦しい状況が続いている。
「フレディの様子に息を呑んだ。みんなそうだったと思う。チームが苦戦している中で、フレディを4~6週間も失うかもしれないと考えたら、ゾッとする。レントゲンが陰性と聞いて、ほっとした。もしもっと長く離脱することになっていたら、大変なことになっていたと思う。今回は間一髪で助かった」とロバーツ監督は安堵を口にした。
フリーマンは6月1日以降、OPSが.553と長い不振に陥っているが、それでもドジャース打線の軸に座る。今季通算では打率.292、OPS.836を記録している。もしフリーマンが離脱となれば、ドジャースは一塁でロハスとドルトン・ラッシングの併用になる可能性もある。ロハスは通算110試合(先発9試合)で254回1/3イニング、一塁の経験がある。
