新エース・ペラルタがメッツの開幕投手に任命

February 27th, 2026

想像してみてほしい。シティフィールド、開幕戦、フレディー・ペラルタ対ポール・スキーンズ。

野球ファンの夢が3月26日(日本時間27日)に現実になる。メッツは開幕投手にペラルタを指名した。パイレーツが当然のようにスキーンズを指名すれば、昨季のナ・リーグサイ・ヤング賞投票で上位5位以内に入った投手2人同士の投げ合いとなる。スキーンズは1位でサイ・ヤング賞を獲得し、ペラルタは5位に入った。

「彼はすごい。素晴らしい投手、偉大な投手だと思う。そしてわれわれは互角に競えると分かっているよ」とペラルタ。今オフにチームに移籍したばかりのペラルタが開幕投手を任されるのはこの上ない栄誉だ。

1月にブルワーズからトレードで加入したペラルタは、スプリングトレーニング初登板となったカージナルス戦(メッツは14対3で勝利)で3回無失点、パーフェクト投球を見せ、上々のデビューを飾った。

「獲得した瞬間から、ペラルタが先発ローテーションの先頭に立つことはほぼ確実だった。彼はそれに値する。やり遂げた。私を含めたチーム全員が心待ちにしている」と、試合前に開幕投手を発表したカルロス・メンドーサ監督は語った。

近年、メッツは多くの投手が開幕投手を務めてきた。2019-21シーズンのジェイコブ・デグロム以降、同じ投手が2度先発したことはない。2022年以降ではタイラー・メギル、マックス・シャーザー、ホセ・キンタナ、クレイ・ホームズが大役を担ってきた

ペラルタが開幕投手として有力視された理由はいくつかある。

まず第一にペラルタの経歴だ。オールスターに複数回選出された経験のあるペラルタは、昨季33試合に先発し17勝6敗、防御率2.70の好成績で最多勝を獲得している。メッツにはそれに匹敵する候補がいなかった。ノーラン・マクリーンは今季、チーム最高の先発投手になる可能性を秘めているものの、メジャーリーグでの通算先発登板はわずか8度にとどまっている。昨季、開幕投手として選出されたホームズは、どちらかというとローテーションの真ん中のポジションを担う。ショーン・マナイアと千賀滉大は怪我に悩まされたシーズンを終えたばかりであり、ピーターソンは後半戦で不振に陥った。

こうした経歴と、極めて安定した成績を誇るペラルタの経歴を比較してみよう。過去3シーズン、ペラルタは毎年165~180イニングを投げ、防御率4.00未満、そしていずれも200三振以上を記録している。ブルワーズでは、過去2シーズンとも開幕投手を務めた。

「開幕投手になりたいと思っていたが、新しいチームに来ることは分かっていた。初日に投げるのも、2日目、3日目も自分にとっては大差はない。ただ自分らしく、ベストを尽くして、試合に勝つことを目指すだけ」とペラルタは語る。

メンドーサ監督は、スプリングトレーニングの早い段階でペラルタ投手と他のメッツ先発投手にすぐにこの決定を伝えた。27日(日本時間28日)のオープン戦で今春初マウンドに立ち、対戦したカージナルスの打者9全員を打ち取った時点で、ペラルタは既にこの任務を理解していた。

試合後にこの任務について尋ねられたペラルタは「初日に投げられることは、自分にとっても家族にとっても、大きな責任だと感じている」と語った。

メッツが今後数週間のうちに、さらに確固たるコミットメントを示す可能性もある。今季年俸800万ドル(約12億4000万円)のペラルタは、2026年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)資格を得る。当然のことながら、契約延長の噂も流れている。この日、春季キャンプ開始以降メッツと交渉したかどうか直接尋ねられたペラルタは、満面の笑みを浮かべ「ノーコメント」と答えた。

「言えることは、すべてが素晴らしかったということだ。下から上まで、つまりオフィスのあらゆる場所の人たちと話をしたが、とても気楽で、一緒に仕事をするのが楽だった。彼らが私を支えてくれていると感じられるので、本当に嬉しい」

現時点では、ペラルタは新天地に溶け込もうと努力を重ねている。もっとも、その姿勢は彼にとってごく自然なもののようだ。メンドーサ監督はこう語る。

「彼に初めて会った日から、まるで何年もこのチームにいるかのようだった。それが彼の人間性を物語っている。とにかく周囲に喜びをもたらしてくれる存在なんだ。クラブハウスのキッチンにいれば、自然とみんなが笑顔になる。ウェイトルームにいても同じだ。彼がいるだけで、そこに明るい空気が生まれる。最初から、ずっと前からここにいたような感覚があったよ」