3月にトミー・ジョン手術を受けたコール、投球再開

ヤンキースタジアムで20球の投球

August 12th, 2025

ヤンキースのエース、ゲリット・コール投手が11日(日本時間12日)、ヤンキースタジアムの外野の平地で20球を投げ、復活への第一歩を刻んだ。わずか数分の出来事だったが、コールが待ち望んだ瞬間だった。

「大きな一日だ。数週間かけて準備してきたことを外でできて、しかも順調に終えられた」と手応えを口にした。

コールは3月6日のオープン戦登板後に右腕が上がらなくなり、同11日にロサンゼルスで名医ニール・エラトラッシュ氏の執刀でトミー・ジョン手術を受けた。内部ブレース(人工靱帯)を挿入し、再発防止にも万全を期している。復帰まで約14カ月を想定しており、来年5月中旬が目標となる。

ブーン監督も「本当に良かった。ここまでリハビリをしっかりやってきたし、この日は大きな節目だ」と明るい話題に喜びを口にした。年内にはブルペン投球を行い、その後はカリフォルニアの自宅近郊でオフのトレーニングに入る予定だ。「環境も整っているし、毎日プログラムを共有してやり取りできる」と準備万端を強調した。

戦列から離脱中もチームの戦いを注視し、新人右腕ウィル・ウォーレンについて「いい登板もそうでない登板も冷静に対応し、毎登板、学んでいる。直近のレンジャーズ戦も良かったし、効率よくもっと長く投げられる方法を探している」と評価した。