【ヤンキース4−0レッドソックス】ボストン/フェンウェイパーク、4月21日(日本時間22日)
ジャンカルロ・スタントン(36)は、独特な球場の形状が絶好の標的となるフェンウェイパークでの打撃を常に楽しんできた。唯一無二の高速スイングを誇る強打者にとって、最高の相性だ。
最古の球場でこれまで通りの活躍を続けた。照明塔をかすめる特大の本塁打を放ち、グリーンモンスターを直撃する2点二塁打でレッドソックスに勝利した。
「順位に関係なく、このライバル対決は常に楽しい」とスタントンは語った。「素晴らしい経験であり、純粋に野球を楽しめる最高の場所だ。こうした状況では、自らのプレーをさらに引き上げなければならない」と続けた。
DHのスタントンは今季、左投手に対して17打数無安打でこの試合に臨んだが、二回にコネリー・アーリー(24)のスライダーを捉えた。打球はランズダウン・ストリートの方向へと飛び、誰もが首を回してその行方を追った。
「スタントンは球界の誰よりも強くボールを叩ける。捉えた瞬間を見るのは楽しい」と八回に適時二塁打を放ったランダル・グリチャック(34)は語った。
フェンウェイパークでの通算40試合でスタントンは打率.316(152打数48安打)、8本塁打、27打点。スタントンの活力が戻っているように見えたなら、理由がある。アーロン・ブーン監督(53)は、19日(同20日)のロイヤルズ戦でスタントンを休ませ、20日(同21日)のチーム休養日と合わせた。
「5試合連続で出場し、ナイトゲームのあとにデーゲームも続いていたので、おそらく有益だった」とブーン監督は語った。「効果はあったと思う。チームとして今後も配慮し、賢明な判断が必要な時は休養のタイミングを見極める」と休ませながら起用する方針だ。
スタントンは2025年、両肘の上腕骨上顆炎に対処していたため、6月までシーズン初出場がずれ込んだ。今ではその問題の管理方法を習得している。
「常に試合に出たいが、時には回復の時間も必要だ。出場した時は、良い数字を残そうと努めている」とスタントンは語った。
アーリーは六回までヤンキースを無得点に抑えていたが、スタントンが再びアーリーを捉えた。チェンジアップを左中間へ運び、グリーンモンスター壁を直撃する当たりでアメッド・ロサリオ(30)とアーロン・ジャッジ(33)が生還。リードを広げた。
八回、スタントンはジャック・アンダーソン(32)から再び大きな当たりを放ったが、ゴールドグラブ賞受賞の中堅手、セダン・ラファエラ(25)の「ものすごい」ジャンプ一番の好捕に阻まれた。
その捕球はレッドソックスにとってこの日のハイライトとなったが、それ以外はヤンキースが圧倒した。レッドソックスは年間を通じて得点力不足に苦しんでおり、今季3度目の先発となったルイス・ヒル(27)に対しても同様だった。ヒルは6回1/3を投げ、無失点と好投した。
「間違いなく良い投球だった」とヒルは通訳のマーロン・アブレイユを介して語った。「チームに貢献できた。今夜の鍵は、球種をうまく織り交ぜられたことだ」と勝因を語った。
こうした成功はヒルにとって珍しいことではない。21日(同22日)の時点で、レッドソックス戦では通算5試合に先発し、27回1/3を投げて防御率0.99(自責点3)を記録している。
「これをきっかけに継続してほしい。状態が良い時のギルがどれほど素晴らしいかは分かっているから」とブーン監督は語った。
ヒルは空振りをわずか3度しか奪えず、今季平均と比べて速球は1.8マイル(約2.9キロ)、シンカーは1.2マイル(約1.9キロ)、スライダーは3.6マイル(約5.8キロ)、いずれも球速が低下した。ヒルはこの要因に、試合開始時の気温が約8.3度だった天候を挙げた。
「間違いなく寒い夜だった」とヒルは語った。「(何が原因かは)分からないが、良い点は、今夜は非常に状態が良いと感じていたことだ」と振り返った
その言葉通り、ヒルは若く積極的なレッドソックスのラインナップに対し、力で圧倒する必要はなかった。レッドソックスを2安打、3四球、2三振に抑え、わずか5球で終えた六回の投球により、さらに長くマウンドに留まった。
「芯を外して多くの弱い当たりでアウトを取っていたのは素晴らしかった」とスタントンは語った。「長い回を投げるという良い仕事をした」と先発右腕をたたえた。
直近8試合で6勝を挙げたヤンキースは、今季2度目の2試合連続完封を記録した。3月25日~27日にサンフランシスコで行われたジャイアンツとの開幕2連戦でも同様の記録を残している。
「立てたプランを遂行できれば、良い結果につながる」と勝利投手は語った。
