ガーディアンズ、11年間で7度目の中地区制覇 WC免除を確保

September 27th, 2026

【ガーディアンズ11−5ロイヤルズ】カンザスシティ/カウフマンスタジアム 9月26日(日本時間27日)

ガーディアンズはこの夏、苦しい戦いを強いられていた。オールスター前にはホセ・ラミレスが左手有鉤骨の手術を受け、主砲を欠き、7月8日には4連敗で46勝43敗まで後退。それでも捕手でリーダー格のオースティン・ヘッジズは前を向いていた。

「苦しみ、もがき、そこから乗り越えてこそ、栄光がある。今は試されている時期。でも、目指している場所にはいる。地区の上位でプレーオフ進出を争い、ワールドシリーズを目指している」

その言葉通り、最後は頂点に立った。

8月17日には60勝65敗で、首位ホワイトソックスから6ゲーム差。そこから巻き返し、26日、敵地でロイヤルズに勝利。その後、ホワイトソックスがロッキーズに6―9で敗れ、3年連続となるア・リーグ中地区優勝が決まった。

中地区制覇は過去5シーズンで4度、過去11年では7度目。球団史上では32シーズン中14度目となった。さらに、ア・リーグ第2シードと地区シリーズの1回戦免除も確定した。

「本当にこのチームを誇りに思う。楽じゃなかった。いつだってそうだ。この仲間たちと喜びを分かち合い、WC免除を勝ち取った。地区はクリーブランドから始まる」

巻き返しを支えたのが終盤の強さだ。9月は16勝8敗。2013年以降の9、10月のレギュラーシーズンでは勝率6割9厘で、ドジャースの6割2分3厘に次ぐメジャー2位となっている。

終盤に強い理由はどこにあるのか。

球団編成本部長のクリス・アントネッティは「それが分かれば、4月から始めるんだけどね」と冗談交じりに答えた。

選手層の厚さも強みだった。スティーブン・クワンが後半戦に復調し、マルティネス、ブライアン・ロキオも成長。新人のチェイス・デロート、トラビス・バザーナも加わった。トレード期限にはジョー・アデル、ナサニエル・ロウを補強した。投手陣も安定し、今季30試合以上に先発した投手を4人そろえた。

「俺たちにはマイケル・ジョーダンがいる。あとはみんな、それぞれの役割を果たそうとしているだけだ」

「マイケル・ジョーダン」とは、先発のパーカー・メシックのことだ。

ア・リーグ新人王とサイ・ヤング賞の候補で、29日に最後の調整登板を行い、地区シリーズ第1戦か第2戦の先発が見込まれている。ギャビン・ウィリアムズとともに先発陣の柱を担う。

地区シリーズには休養日があるため、メシックとウィリアムズはそれぞれ2試合に登板できる見通し。相手の先発上位2人もワイルドカードシリーズで登板する可能性が高く、地区シリーズ序盤では対戦しない見込みだ。

地区優勝により、地区シリーズ開幕まで5日間の休養も得た。

「1年間ずっと苦しんで、必死に戦ってきたからこそ、この喜びはひとしおだ。今は、それが報われたと感じる。でも、まだ終わっていない。ここから、1年間懸命にやってきたものを懸けて戦える」