【ガーディアンズ1-0レッドソックス】ボストン/フェンウェイパーク、9月24日(日本時間9月25日)
歴史的な逆転劇でア・リーグ中地区を制してから1年。ガーディアンズは、野球のシーズンが波乱に満ちたマラソンであることを、誰よりもよく知っている。
昨年のような歴史的な猛追は必要なかったが、またしても記憶に残る終盤戦を過ごし、3年連続、球団史上19度目となるポストシーズン進出を決めた。
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83勝76敗のガーディアンズは、ア・リーグ中地区で82勝77敗のホワイトソックスに1ゲーム差をつけている。クリーブランドは地区3連覇に近づいており、達成すれば第1ラウンドを免除され、地区シリーズでホワイトソックス、アストロズ、レンジャーズのいずれかと対戦することになる。
今季の直接対決でホワイトソックスが勝ち越しているため、ガーディアンズが中地区を制するには、シカゴを上回ってシーズンを終えなければならない。クリーブランドの最後の3試合は敵地でのロイヤルズ戦。一方、ホワイトソックスは本拠地にロッキーズを迎える。
今週末には、まだ多くのものが懸かっている。それでも今は、祝う時間だ。
浮き沈みの激しいシーズンだった。6月上旬までア・リーグ中地区を引っ張っていたが、6月6日に主力打者のホセ・ラミレス、チェイス・デローター、アンヘル・マルティネスがそろって負傷。それぞれ数週間の離脱を余儀なくされ、スティーブン・ボート監督率いるチームは、主力3人を不在で戦わなくてはならなかった。
ガーディアンズは51勝46敗の貯金5、ホワイトソックスと並ぶ中地区首位でオールスター休みに入った。しかし、その後の30試合は10勝20敗で、61勝66敗、首位と5.5ゲーム差まで後退した。しかし、そこからV字回復。8月20日以降は21勝10敗とブルワーズと並ぶMLB最高成績を記録していた。
一年を通じてチームを支えたのが先発ローテーションだ。30先発以上を記録した投手が4人いるのは、ガーディアンズのみ。打線が長い不振に陥った時期も含め、先発陣は常にチームを支えてきた。そして、8月3日のトレード期限にジョー・アデルとナサニエル・ロウを獲得してからは、投打のバランスが大きく改善した。
この日の試合前時点で、8月4日以降の1試合平均得点は4.58でア・リーグ3位。それ以前は3.95で14位だった。
打線の得点力、そして今季全体にとって、同じくらい重要だったのが若い才能だ。
球団幹部は今季、若手選手たちにチームを引っ張る役割を託した。大きな動きのないオフだったこともあり、開幕前の予想は懐疑的だった。しかし、その若手たちの貢献こそが、躍進を可能にした。
左腕パーカー・メシックはア・リーグのサイ・ヤング賞と新人王の候補に挙がり、ギャビン・ウィリアムズとともに先発陣の柱となっている。同じく新人のデローターとトラビス・バザーナは打線に定着。マルティネスはチーム最多の18本塁打、ブライアン・ロッキオはチーム最多の70打点を記録し、それぞれ打撃で進化を見せた。
特にチームの精神的支柱であるラミレスが本調子ではなく、オールスターのリードオフマン、スティーブン・クワンも6月までは自己最低水準だっただけに、若手の活躍がなければ、この位置には間違いなく来れなかっただろう。
クワンは苦境を抜け出し、後半戦に復調した。ラミレスも手術後の影響と付き合いながら、今月に入って調子を上げている。
これらを合わせれば、このチームが10月に旋風を巻き起こす姿も思い描ける。その第一歩は、すでに踏み出した。
