【ガーディアンズ6-1タイガース】クリーブランド/プログレッシブフィールド、10月1日(日本時間2日)
タイガースの1勝リードで迎えたワイルドカードシリーズ(WCS=3回戦制)第2戦が行われ、ガーディアンズが勝利。七回まで2安打に抑え込まれたが、八回に5得点の猛攻で勝ち越し、勝利した。シリーズを1勝1敗のタイに戻し、第3戦に持ち込んだ。
9月の快進撃で史上最大、15.5ゲーム差の逆転地区優勝を果たしたガーディアンズ。第1戦を落とし、王手をかけられて迎えた第2戦に勝利し、魔法のようなシーズンは少なくともあと1日続くこととなった。
初回、ガーディアンズは2番バレラのポストシーズン初アーチで先制。9月にデビューしたばかりの24歳が、タイガース先発のマイズの出鼻をくじいた。
しかし、その先制弾からガーディアンズ打線は失速。七回を終えて2安打と沈黙し、早めの継投に出たタイガース投手陣に苦戦した。
さらにエース格のバイビーを送り込んだ投手陣は何度もピンチを背負った。四回には2死満塁のピンチからセンター前にタイムリーを浴び、同点に追いつかれた。しかし、この日デビューを飾った有望株デロウターがセンターからの好返球で一塁走者を三塁で刺し、1失点で防いだ。その後も五回から八回まで毎回得点圏に走者を背負ったが、細かい継投で無失点で切り抜け続けた。
そして守護神スミスがピンチを脱した直後の八回、ガーディアンズ打線が反撃。チームリーダーのラミレスに「直球を狙え」とアドバイスされた9番ロキオがライトへソロを放って勝ち越し。続く1番クワンと2番シュニーマンが連続二塁打で3点目を加えた。さらに3番ラミレスを敬遠後、5番ネイラーが3ランを放ってダメ押しした。
レギュラーシーズン最終戦で逆転サヨナラ弾を放ったロキオがまた大仕事。この日の決勝弾は、球団史上初めてポストシーズンで負ければ敗退となる試合の八回以降に放たれた勝ち越し弾となった。スティーブン・ボート監督は「ロキオが本塁打を放って緊張を解いてくれて、選手たちはリラックスできた」と振り返った。
3回戦制で行われた過去のワイルドカードシリーズでは、第1戦に敗れた20チームの内、16チームがスイープ(2連敗)で敗退。第3戦に持ち込んだのはわずか4チームしかいなかったが、歴史に残る大逆転地区優勝を飾ったガーディアンズが新たにこのリストに名を連ねた。
「僕たちがここにいるのは、何か理由があるからだと理解することが大切だ。僕たちがここにいるのは、クラブハウスにいる仲間たちを信頼しているから。フィールドで、どんなポジションにいようとも、信頼は大切だ。そして、ポストシーズンで勝ち進むために必要な要素はすべて揃っていると確信している」と捕手ネイラーは意気込みを語った。
ロキオもこう語った。
「いつもプレッシャーをかけずにプレーしようと心がけていると言っている。それが僕らのスタイル。ただプレーするだけだ。最後のアウトまでプレーし続けなければ、たとえ10点差をつけられても、そのスタイルを貫き通すつもりだよ」
15.5ゲーム差を付けられても諦めなかった不屈の精神が今のガーディアンズには共有されている。
ポストシーズンの歴史上、「勝ったら進出、負けたら敗退」の試合では、ホームチームは64勝66敗と負け越している。しかし、ここまで必死に戦い抜いてきたガーディアンズのメンタリティは変わらない。
ネイラーはこう続けた。
「僕らはただ試合に出て、楽しみながら、自分たちのプレーを続け、目の前にあるあらゆるチャンスを生かすべきだ。それが僕らが最高の状態にある時にやることだと思う」
